2021年12月23日付けの朝日新聞デジタルが、
「三菱電機の不正調査アンケート、上司が回答妨害か 調査委が厳重注意」
という見出し記事を報じていました。
記事によれば、(以下、筆者が一部編集)
◆三菱電機は23日に、ETC設備などで新たに不正が見つかったことを明らかにした
◆ETC設備は、鎌倉製作所で製造している
◆調査委員会のアンケートの回答を事前に見せるよう指示する管理職が複数人いた
◆弁護士らで構成される調査委員会は、三菱電機の閉鎖的な企業風土を問題視している
・・・
ということだそうです。
記事では、社員から
・部長や課長に変なことを言うと怒鳴られたり叱られたりすることが多い
・上司にものが言いにくかった
・担当でないのに口を挟むな
・言われたとおりに試験をやっていれば良い
といった声を紹介していました。
私もサラリーマン時代に経験がありますが、「建設的に意見をいいたい」、「会社をよくしたい」と思っても、他の部門の上長を含め、怒鳴られ、叱られれば、「萎縮」します。
要は、改善意欲や前向きに仕事をしたい気持ちが強くても、「押さえつけられ、威圧される」ならば、「言われたことだけ確実にしよう」という行動になるのは当然です。
つまり、「あれ?」、「これ変じゃないですか?」と意見しても、話しを聞き、真摯にその意見に向き合ってもらえなければ、「上に報告すると面倒になるから、こちらで、都合よく処理しておこう」となるのは当然です。
社会人になって30年程度の時間が経過しました。
「キャリアアップ」という目的で転職もしましたが、今振り返ると、私は、そういう環境の中で仕事をすることに、潜在的に耐えられなくて、フリーランスになったのかもしれません。
生活環境が「1人乗りの船」なので、「いざとなったらどうにかなるさ」の感覚でしたが、「一家の大黒柱」であったなら、「そこに不正があっても、言われたことだけやります」というスタイルで仕事をしたかもしれません。
月並みですが、成長期から成熟期に入った大企業は、組織内利権があるので、内部の人間だけで「改革」をするのは、難しいのかもしれません。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ782号より)
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