2021年12月31日付けの朝日新聞デジタルが、
「みずほ銀、30日の振り込み障害は2700件 入金手続き処理は完了」
という見出しの記事を報じていました。
記事によれば、(※筆者が一部編集)
◆みずほ銀行は12月31日に30日の入金不具合は、約2700件だったことを発表した
◆不具合は、ATMなどで他行宛て振り込みの一部ができなくなった
◆現在は、全件の入金手続き処理を終えた
◆そのうち、約300件については30日中の処理ができなかった
◆みずほ銀行によれば、不具合の原因はシステムではなく、設定の人為的ミスと説明
◆みずほ銀行は、2021年2~9月に8件のシステム障害を起こしている
◆金融庁から2度の業務改善命令を受けている
とのことです。
みずほ銀行のこれまでのシステム障害や入金不具合に関する報道の詳細を追いかけてきたわけではありませんが、2021年の印象として、「年がら年中、トラブルが発生していた」気がします。
他社の報道をチェックしましたが、「設定の人為的ミス」は、
・担当者1人が手作業で変更していた
・変更時間を間違えた
とのことです。
えー?!
「銀行のシステム変更を、担当者がひとりで実施していた」
のが事実だとすると、この業務プロセス自体に問題がある言えるでしょう。
そういえば、某公共放送の現在のトップは、かつて、こちらの銀行のトップだった方。
コストカットは得意かもしれませんが、「何が業務にとって重要なのか」を的確に判断して、資源やシステムの見直しをする能力は決して長けているとは言えないのかもしれません。
私自身は、みずほ銀行に3つの口座を持っていますが、ひとつは、「出し入れゼロの預金用」(といっても高額ではありません)、残りの2つは、いずれも数万円が口座にあるだけの「ほぼ使用していない口座」なので影響はありませんでした。
しかし、約2700件の入金トラブルの中には、年内が振込み期限になっていて、年越しした場合は、契約不履行になるようなものもあったことでしょう。
なかなか、これだけの大企業ともなると、企業体質を変えるのは大変なんでしょうね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ783号より)
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