組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。

 

このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。

 

今回のテーマは、「審査報告書におけるICT利用及びその有用性の記述」について。

 

いわずもがなですが、コロナ禍で、さまざまな社会環境に変化がありました。

例えば、通勤を控えてテレワークが増加し、都心にあるオフィスビルを縮小する、あるいは、出張業務を減らして、オンライン会議を増やすなどです。

ISOマネジメントシステム認証の世界も同様で、国際基準や認証スキームによって制限はありますが、「遠隔審査(リモート審査)の活用」です。

 

IAFの基準では、IAF MD 4:2018(認証審査/認定審査を目的とした情報通信技術 (ICT) の利用に関するIAF 基準文書)という文書があります。

この基準文書では、

・審査の有効性に影響を及ぼす可能性があるリスク及び機会を特定し文書化しなさい

・組織と機関が、ICTの利用に必要なインフラを備えていることを確認しなさい

・ICTのリスク・機会を考慮した審査計画を計画しなさい

・ICTを利用する場合、審査員は力量及び能力を持たせなければならない

・審査工数を考慮しなさい

・・・

といったことが決められています。

(※ICT-=情報通信技術。遠隔審査(リモート審査)もICT利用のひとつ)

(後編に続く)

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ768号より)
 

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