NHKの朝の情報番組「あさイチ」が「どう思いますか?学校のルール」と題した特集を放送していました。

 

番組では、「下着は白のみ」、「髪ゴムは黒だけ」など従来の校則が見直され始めている様子を取材していました。

ゲストの名古屋大学大学院准教授の内田良氏によれば、校則は、1980年代に社会問題となった「校内暴力」時代に生徒の規律を厳しくした名残がそのまま残っていると解説されていました。

 

私は、まさに、1980年代に中学、高校を過ごしていますが、今考えると意味不明な校則もありました。

個人的には、身なりに関しては、中学、高校時代は、「おしゃれ」に目覚めていないので、親から買い与えられたものを着ていたので、「校則」に引っかかることは、まずありませんでした。

ただ、中学生のある時、クラスの「生活委員」が、「持ち物検査」をすることになり、私は「靴下が×」にされてしまいました。

理由は「靴下は白地と決められているのに、ワンポイントが入っているから」というものでした。

今なら「生活委員に大反論」したと思いますが、当時は、「おとなしい生徒」でしたので、それ以後、「ワンポイントが入った靴下」を履かなくなりました。

 

高校では、確か、当時流行っていた「ウォークマン」が持ち込み禁止でした。

私は、お小遣いは、当時の世間の平均的な額を親からもらっていましたが、「流行のものが欲しい」という衝動は殆どなく、学校帰りに「買い食い」とか「カラオケやボウリングに行く」と言うことはせず、「直行直帰」タイプだったので、「持ち物や素行」が高校のルール違反に触れることはまず、ありませんでした。

 

話題は、「校則」から逸れますが、高校時代のお小遣いは、「連休や夏休み、春休みなど長期休暇の鉄道ひとり旅」のために、普段は、ほぼ使わずに、全て貯めていました。

 

校則話題に話を戻しますが、「規則正しく、言うことを素直に聞く人間」を大量に作り出すという意味においては、「日本の学校における校則」は、一定の役割を果たしていたのではないかと思います。

例を挙げれば、新型コロナの感染拡大に伴う「マスク着用」です。

新型コロナ感染拡大初期(2020年2~3月頃)の段階で、子どもはともかく、おとなも一斉に、「マスク着用」を徹底していましたからね。

 

あさイチでは、生徒が、「この校則は何の意味があるのか」について議論している様子が取材されていました。公立の中学や高校は、生徒側と先生側が、対等な立場で議論して、決めればいいと思います。

私立の中学や高校には、建学の精神や教育方針があるので、「生徒の意見を聞く」必要はあると思いますが、「そもそもその校則がいや」なら、その学校を受験せず、学校選びの選択肢から外せばいいだけの話でしょう。

 

また、今の時代は、ジェンダーフリーの時代なので「男らしさ、女らしさ」と決めつけることも難しいでしょう。

つまり、男子用制服、女子用制服という概念も原則、取っ払う必要が出てくるでしょう。

ただ、そうなると、「利権」に関係する人は、暗に反対するでしょうね。

たとえば、制服が廃止され、私服になると、「学校指定○○」という概念がなくなり、制服をはじめ、様々な物品について、自由に生徒が購入できるようになりますので。

 

そういえば、現在、業務委託で仕事を受託している取引先には「服務規程」があって、「夏季シーズンのジャケット不要、ノーネクタイ」はOKですが、パンツ(ズボン)は、「ジーンズ生地不可」と言うルールです。

ホワイトカラー的な仕事なので、工事現場や工場や農場の作業現場に立入る時を除き、まぁ、仕方がない当然のルールなのかな、と思います。
 

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