「2ちゃんねる」創設者の西村博之(ひろゆき)氏が、2021年11月19日放送のABEMA「ABEMAPrime」にリモート出演した際に、「お歳暮は必要か?」というテーマで、持論を展開する場面があったそうです。
2021年11月19日付けのスポニチアネックスによれば、
(※筆者が記事を一部編集)
◆現在、お歳暮を贈らない人の割合は69.3パーセントという調査結果がある
◆ひろゆき氏は、「『これは喜ぶだろうな』と思って贈る慣習であれば残るべき
◆「ハムとかサラダ油とか、どうでもいいものを贈り合う」ことには疑問
◆(出演した)千葉住職は『楽に贈ろう』ってなると、もらう方は嬉しくないですねと語った
という議論だったようです。
切り抜き動画で、この番組のやりとりを見ましたが、個人的には、「常識的な議論」だったと思います。
一応、番組側としては「お歳暮あり派=千葉住職」、「お歳暮なし派=ひろゆき氏」という立ち位置で出演者を選定し、議論させていましたが、「あり派、なし派」が、それぞれの主張に対して、理解を示していたので「建設的な議論」になったのだと思います。
当たり前ですが、何事も「やる、やらない」の最終的な判断は「趣味や嗜好など」になりますから、どちらかが正しく、どちらかが正しくないということではないですからね。
ちなみに、私は、「個人的に贈るお歳暮」は、これまでの人生において、記憶の範疇では、2~3回です。
理由は、仕事以外で「友人・知人にたいへんお世話になった」という経験が殆ど無いのと、「お世話になった」ケースについても、「知っているのはメールアドレスとせいぜい携帯番号だけ」で、お歳暮を贈りにくい状況だからです。
ビジネスとしては、近年は、年賀状を含めて「虚礼廃止」の傾向が強いし、私も「社交辞令的」な、ひろゆき氏の言葉を借りれば「どうでもいいものを贈り合う」ことは、好きではありません。
ただ、ここ数年は、逆に、年間を通じて、お世話になった取引先には、お中元やお歳暮は贈るようになりました。
理由は、仕事ではお世話になっていますが、近年は、コロナ禍もあったように「リアルに会う機会」が減ったので、「感謝の意を示す場が少ない」ことがあります。
私の親世代は、お中元やお歳暮の時期になると、親類縁者や古い友人たちに「今年は何を贈ろうか」と話題になってますし、実際、親戚から贈られてきたゼリー詰め合わせやリンゴ、山芋などの詰め合わせを実家で見かけるので、習慣として根付いているんだな、と思います。
私の経験ですが、お中元やお歳暮の品を選ぶのは、結構好きです。
取引先の人の顔を思い浮かべながら、「この人は甘いものが好きだったよな」とか「社内で分けられる小分けのものが喜ばれそうだよな」とお店を回りながら考える作業は、楽しいです。
しかし、コンプライアンスの時代なので(笑)、会社によっては「プレゼントの受け取りは禁止されています」と妙に堅いことをいう会社もあるので、そういう考えの所もあることを知ることは社会環境や価値観の変化を理解する機会にもなるなぁ、と前向きに捉えています。
しかし、「どうでもいいものを贈り合う習慣」が過度な負担や無駄にならない限り、お中元、お歳暮、年賀状などによる経済効果は、一定量あると思うので、内需を回す意味でも、無理に無くさない方が世の中のためには望ましい気がします。
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