(前編からの続き)
また、非通知審査の要求事項には、
「サイトに複数の建物がある場合、審査員はリスクに基づいて、どの建物/施設をどの順番で検査するかを決めなければならない」
旨の要求があります。
「リスク」をどのように捉えるかまでは、規格に規定されていません。
しかし、例えば、
・CCP、OPRP関連の記録が未記入だったのに作成されてしまう
・現場が乱雑だったのに、整理整頓されてしまう
・現場に薬品や廃棄物が放置されていたが、管理された状態に修正されてしまう
・・・
といった可能性について、認証機関は、リスクの優先順位をつけておき、高い順番で工程の確認をするのが適切な審査となるでしょう。
「非通知審査の目的とリスクに対する認識」がない(薄い)と、通常の通知審査のように、原料受入から始まる「工程順」に審査をしてしまいがちです。
したがって、審査経験が少ない審査員には、徹底的に指導する必要があります。
意外とベテラン審査員でも、特段の目的があれば別ですが、非通知審査で、最初に確認する工程が製品倉庫や出荷ヤードだったりします。
いわずもがなですが、非通知審査の目的をしっかり理解して、審査手順書や審査プログラム等で、「どの順序で審査するべきか」を計画しておくべきでしょう。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ758号より)
【好評発売中!】
『事例で学ぶコンプライアンスⅠ』
(トータルEメディア出版)
事例で学ぶコンプライアンス Ⅰ | TEM出版書店 (total-e-media.jp)
事例で学ぶコンプライアンス | 有賀正彦 |本 | 通販 | Amazon
『できるビジネスマンのマネジメント本』
(玄武書房)
https://www.amazon.co.jp/dp/4909566066/
【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】↓
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html
Twitter:https://twitter.com/ariga9001