プロ野球(NPB)12球団のうち、2021年のオフに監督の交代があるのは、中日ドラゴンズ、福岡ソフトバンクホークス、北海道日本ハムファイターズの3球団です。

このコラムを書いている段階では、「内定」ですが、北海道日本ハムファイターズは、東京五輪野球日本代表で監督を務めた稲葉篤紀氏をGM、2004年~2006年にファイターズでプレーした新庄剛志氏に監督の就任を要請したそうです。

(注釈:2021年10月29日に北海道日本ハムファイターズは、新庄剛志監督就任を正式に発表しました)

 

現在のファイターズは、成績が悪いだけでなく、後輩選手への暴行騒動で中田翔選手が退団し、4年目の清宮幸太郎選手は、1軍出場ゼロ、3年目の吉田輝星投手も伸び悩み、「お客さんを球場に呼べる選手不在」という状態です。

 

そんな状況下での「新庄剛志監督誕生」は、話題性抜群です。

また、阪神監督時代に新庄氏を指導した野村克也さんは「彼は宇宙人」と評し、敬遠球をヒットしたり、バイクで入場、かぶり物などファンを楽しませる「ぶっ飛んだ選手」のイメージが強いです。

しかし、プロ入りした際に7000円で購入したグローブを引退まで使い続け、陰で黙々と練習する「野球への取り組みが極めて真面目」な側面があり、個人的には、「話題性だけでなく、清宮選手など、くすぶっている若手の育成」にも期待したいです。

 

話題は変わりますが、日本のプロ野球(NPB)において、三冠王(ホームラン、打点、打率)達成者は、7人(中島治康、野村克也、王貞治、落合博満、ブーマー・ウエルズ、ランディバース、松中信彦)いますが、野村さんと落合さんの「打撃論」、「指導論」は、全く異なるそうです。

 

打撃について、野村さんは、「データから配球やクセを読んで打つ」のに対し、落合さんは、基本はストレートを待ち、変化球が来た場合は、「技術でなんとかする」という考えだそうです。

また、指導については、野村さんは、長時間のミーティングをすることで知られています。

この理由は「頭で理解させてから練習させた方が、効率がいい」という考え方です。

一方、落合さんは「体力がなければ怪我をしてしまう。だからからだで覚えさせる(猛練習をする)」という考え方です。

ちなみに、野村さんと落合さんは、お互いをリスペクトし、お互いの考え方も理解しています。

しかし、おそらく、上司と部下の関係になったら、自分の考えを通すでしょうから、組織としてはうまくいかないでしょう。

 

2021年(4位)は、2013年(4位)以来、8年ぶりのBクラスとなったソフトバンクは、新監督に2軍監督の藤本博史氏を起用することが決まったそうです。

結果論かもしれませんが、今年の1軍は、工藤公康監督-小久保裕紀ヘッドコーチ体制が、かみ合わなかったといわれています。

私見ですが、工藤氏は、これまでの成績から辞める必要はありません。

しかし、小久保氏(部下ガチャ)は、球団から将来を嘱望されている人材なので、工藤氏が身を引いたような気がします。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ774号より)
 

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