2021年9月1日に、経済評論家の内橋克人さん(89)が急性心筋梗塞で亡くなった。
私にとって、内橋さんの存在を知ったのは、中学生の時に文庫本化されていた「匠の時代」シリーズを読んだときでした。
当時、鉄道は、国鉄からJRに民営化する頃で、今でいう「乗り鉄」だった私は、鉄道の歴史を知りたくて、「匠の時代」に書かれている、東海道新幹線や青函トンネル、ATCの開発などの舞台裏を何度も読み返しました。
その後、読売テレビの「ウェークアップ!」のレギュラーコメンターをされていた時は、内橋さんが番組で取り上げられる時事ネタに、どのようにコメントするか楽しみでした。
内橋さんのよいところは、経済の素人にも、わかりやすく話をしてくれるところです。
報道や情報番組で、経済の専門家や評論家として出演する方の中には、難解な経済用語を多用される方も多いですが、内橋さんは、常に穏やかな口調でした。
しかし、よくよく話しを聞いていると、小泉・竹中構造改革など「新自由主義の行きつくところをとらえて徹底的にその本質を批判する」論調で、胸がすく思いをしたことが何度もありました。
内橋さんの死から2日後に、菅総理が、総裁選不出馬を決め、事実上の総理退陣を発表しました。
管総理は、思い起こせば、携帯電話料金の値下げ、デジタル改革、東京五輪・パラリンピック開催、高齢者へのワクチン早期接種・・・といった政策を実施してきました。
管総理の新型コロナ対応への国民の批判の声が、管総理が行った政策の実績以上に高いように私は感じていますが、内橋さんは、「菅政権の政策」をどのように捉えていたのか、総括の弁をお聞きしたかったな、と思います。
内橋克人さんのご冥福をお祈りいたします。
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