2021年8月8日の夜に閉会式を迎えると、17日間に亘って熱戦が繰り広げられた東京五輪2020が閉幕します。

まだ、これから、男子マラソン、女子バスケットボール決勝、男子ケイリン、新体操などメダル獲得(女子バスケのメダルは銀以上が確定)が期待される種目は残っていますが、概ね、競技は終了です。

あまり日本の獲得メダル数に執着はないのですが、現状、

「金27、銀12、銅17」(2021年8月7日現在)

となっていて、大会前に、JOCが目標に掲げていた「金30個」は、ほぼクリアしたと考えていいと思います。

 

もちろん、細かく内訳を考察すれば、JOCの目論見としていた水泳、バドミントンなどに金メダルの取りこぼしがありました。また、次回パリ五輪では、ソフトボール、野球、空手の不開催が決まっていますので、現在、金メダル獲得数では、中国、アメリカに次ぐ3番目ですが、次回以降の五輪で同じような金メダル数の獲得を期待するのは、困難でしょう。

 

話は逸れますが、8月5日付けのFRIDAYによれば、選手村から抜け出して徒歩で晴海のコンビニやタクシーで都内のスーパーに買い出しに行く選手の姿が多数目撃されているそうです。

 

FRIDAYが組織委員会の担当者に質問状を送付し、

「選手村から近くのコンビニやスーパーマーケットに買い物に行くことは許されているのか」

「そうした実態を把握しているのか、どのような対応しているのか」

について尋ねたところ、

「プレイブック違反が疑われる事案については、調査を行い、対象者に適正に対処を行っています」

と回答するのみだったそうです。

 

選手村の出入り口には、警備員がいるでしょうから、近所のコンビ二への外出は、現場レベルの対応としては、事実上「黙認」されているのでしょう。

サッカーやソフトボール、野球などは、地方で予選が開催され、マラソン、競歩は札幌で開催されており、選手の宿泊ホテル(札幌プリンスホテル)は、大会側が確保し、貸し切りバスで移動する様子を直に目撃しましたが、実際の所、コンビニレベルの外出がゼロとは言えないと思います。

 

今回の東京五輪の開催は、「プレイブックのルールに従って実施することが条件」ではありますが、選手側の立場で考えれば、「選手村内に、生活必需品(要はコンビニ)の販売エリアは設けて下さいよ」というのが本音でしょう。

また、各国のメディ関係者は、行動制限されているとはいえ、コンビニでの買い物について、SNSで発信していますし、選手がこうした投稿を見れば、「うちらもコンビニに買いに行きたい」と思うでしょう。

 

個人的には、選手の「選手村付近のコンビニへの買い物」は、許してあげたいし、そもそも、組織委員会の準備不足だと思います。

五輪が終われば、競技結果、大会運営など色々な検証報道がされると思いますが、とにかく、無事に閉幕して、半年後の北京五輪(冬季)を楽しみに待ちたいと思います。
 

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