2021年7月12日付けの産経新聞が、
「女性専用車、将来は「多目的車」に?」
という見出しの記事を報じていました。
記事によれば、(※筆者が一部編集)
◆鉄道各社が「女性専用車」の扱いに頭を悩ませている
◆体と心の性が異なるなど、LGBTなど性自認に悩む人の利用に配慮が求められている
◆大手私鉄社員は「『多目的車』などに名前を変えないといけないかも」との意見もある
◆女性専用車は2000年代以降、全国のJRや私鉄各社で次々と導入された
◆目的は、痴漢被害を防止したい警察の後押しもあり、朝夕ラッシュ時間帯に設定された
◆原則として女性を対象とするが、男性でも障害者や子供は利用できる場合が多い
◆JR東日本では、駅係員らが男性の乗車を見つけると利用を控えるよう声をかけている
◆LGBTの申し出があった場合は、謝罪し引き続き利用してもらうなど、個別対応する
◆東急電鉄は「女性専用車は迷惑行為に対し安心して利用してもらうこと」としている
◆今後の位置づけは、シルバーシートが優先席になったように乗客の意識次第
・・・
といったことでした。
話は少し逸れますし、誤解を招くかもしれませんが、「安心して利用してもらう」という点で捉えれば、「女性の痴漢被害防止」だけでなく「男性の痴漢えん罪防止」もあると思います。
私の場合、日帰りの会議や打ち合せ以外、仕事の殆どは「宿泊を伴う出張」なので、キャスターバッグと手荷物カバンの2つになります。
できるだけ、ラッシュ時間帯の移動は避けるように工夫していますが、通勤・通学時間帯にぶつかると、大荷物なので「まわりから迷惑に思われる」のが嫌で、かつ、「痴漢えん罪リスク回避」のために、普通列車のグリーン車か指定席座席がある特急列車に乗っています。
(※余談ですが、グリーン車または指定席設定のない鉄道路線には、僕は住めないな、と思います)
つまり、「女性専用車」だけでなく、「男性専用車」も作って欲しいです。
そもそも、からだが密着せざる混雑時間帯に電車に乗り、女性が近くにいると、僕は、すぐに乗車位置を変えます。
また、車内が空いているときに、座席に座った場合は、スマホを操作しないか、操作するとしても、スマホの向きを床方向に向けて操作します。
スマホを、向かい側座席方向に向けながら操作すると、「盗撮を疑われるリスク」が生じます。
話を「女性専用車」に戻しますが、産経新聞の記事からは「JR東日本は、女性専用車に、女性を乗せることが目的」になっているな、と思います。
東急電鉄のように「女性専用車は、痴漢など迷惑行為にあわないように安心して利用してもらうこと」ですから、「男性っぽい外見の人への声がけ」などせずに、「女性専用車両の利用に関する車内放送の徹底」や「女性専用車だということが乗車前、乗車後に利用者に明確に認識できる工夫」をすればいいのだと思います。
「女性専用車」といえば、少し前に、ダッシュして、つまり、飛び込み乗車したら、その車両が女性専用車で、次の駅に到着するまで、めちゃめちゃ気まずかったことがありました(大汗)。
一般論として「お年寄りには席を譲るべき」、「女性は痴漢被害に遭いやすい」なのかもしれませんが、今の時代、LGBT、体調の悪い若者、おなかが目立たない妊婦さん・・・など色々な事情を抱えた人がいます。
したがって、公共機関を利用する際は、「迷惑被害に遭いたくない」、「座席に座らせて欲しい」と強く望む利用者は、積極的に「優先席付近」や「女性専用車」に乗車すべきでしょう。
また、公共機関側は、優先席や女性専用車(多目的車両)利用上の注意喚起を表示や車内放送でより徹底することが大事なのだろう、と思います。
それにしても
・座席に座れないリスク回避→優先席
・痴漢被害に遭うリスク回避→女性専用車両
があるなら「痴漢えん罪回避」のための「男性専用車両」をぜひとも、作ってほしいものです。
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