2021年6月14日にテレビ朝日で放送された「羽鳥慎一モーニングショー」の「平井卓也デジタル改革担当相のオリパラアプリの事業費削減に関する発言」について、ネット上では、一時「田崎」がキーワードの上位になったそうです。
14日の放送を振り返ると、
・番組では、平井卓也デジタル改革担当相が指示した音声データを放送した
・政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、「何が問題なのか理解できない」旨とコメント
・コメンテーターの石原良純氏は、「悪気なくフランクに話したつもり」旨とコメント
・社員の玉川徹氏は、「平井さんは悪くないみたいですけどそうですか」旨とコメント
・・・
といった流れでした。
私は、たまたまリアルタイムで放送を見ていたので、田崎氏については「また政権擁護かよ」、石原氏については「おやじ殿も恫喝系議員だから、違和感がないんだろうな」と感じました。
確かに、平井大臣の音声データは、職員に対する指示なので、その背景や裏事情がわからなければ、我々一般の国民は、「きりとり発言」なので、一方的に平井大臣の発言はケシカランとは判断できません。
それにしても、田崎氏の「平井大臣は部下に話したのであって、NECに直接言っていないので問題なし」との見解は疑問です。百歩譲って、もしかしたら、田崎氏は、ジャーナリストですから、視聴者が知らない情報をつかんでいるのかもしれません。
しかし、そうであるならば、田崎氏は、この日は専門家として番組に呼ばれてるので、平井大臣の発言の背景や普段の性格、音声データの入手方法など一般人が知らない情報を交えて解説しなければ、「また、いつもの田崎氏の政権擁護が始まったよ」としか、多くの視聴者は感じないでしょう。
平井大臣の発言の真意はわかりませんが、一般論として、
・デジタル庁はNECには死んでも発注しない
・出入り禁止
・オリンピックでぐちぐち言ったら完全に干すからね
・一発遠藤のおっちゃん(NEC会長)あたりを脅しておいた方がいいよ
・象徴的に干すとこ作らないと舐められる
・(開発費は)払わないよ
・・・
などと大臣が部下の官僚や職員に指示したら、平井大臣は「比喩的に発言した」と言い訳したとしても、それは、通じない話だと思います。
東京五輪、パラリンピックは、一般の観客は訪日しないことになり、事業費は当初予定より縮小され、結果的に、NECへの発注はなかったそうです。
NECへの発注ゼロの理由を含め、平井大臣はもっと国民に説明するべきでしょう。
マスメディアも、
・優越的地位の濫用の可能性
・政府が権力を盾に企業を牛耳っている
・政官財の癒着や献金
などについて、もっと追求して欲しいと思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ755号より)
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