2021年6月11日にスポーツ報知が、歌手の八代亜紀さんが、2021年1月に離婚していたことを報じました。

「タレントとマネージャーの夫の熟年離婚」といえば、2020年12月に歌手の水前寺清子さんが、2020年11月に、6才年下のマネージャーの夫との離婚を発表しました。

 

タレントとマネージャーの結婚は、石川さゆりさん、アグネスチャンさん、多岐川裕美さん、沢田亜矢子さん、磯野貴理子さんなどが思い浮かびますし、最近の例だと西野カナさんもそうですね。

昔は、一般企業なら、職場結婚は当たり前だし、男女雇用機会均等法制定前は、大企業の人事担当は、男性社員にしっかりした女性と結婚して、バリバリ働いてもらうための「優秀なお嫁さん候補」として高卒や短大卒の女性社員・・・今では死語ですが、「腰掛け社員」「お茶くみ要員」を採用していたわけです。

 

話は、どんどん逸れますが、あくまでも私の歴史認識と感覚ですが、

・家制度のあった明治・大正時代→親が決めた相手と結婚するシステム

・昭和時代から高度経済成長期手前まで→親類、知人の紹介によるお見合いシステム

・高度経済成長期から男女雇用機会均等法制定まで→社内女性と出会うシステム

が、日本の「結婚事情」の中心的な役割を果たしていたと思います。

 

歴史を振り返れば、これらは、「日本の安定的な人口供給」という意味においては、「うまいシステム」だったと思います。

しかし、男女雇用機会均等法制定後は、女性の社会進出が加速し、そして、コンプライアンスという新たな価値観も登場したことで、中小零細企業以外では、「社内のお茶くみ」、「お客様へのお茶出し」=「女性社員の仕事」という企業文化も消滅しました。

そして、組織内で、恋愛行動に走れば、コンプライアンス的に問題です。

今の時代は生涯未婚率が、男性の場合、20%近くになっているそうなので、今後も、増えていくでしょうね。

 

話題を「タレントの熟年離婚」に戻しますが、

・稼ぎがある

・こどもがいない

・残りの人生がわずかになり遺産問題が生じる

・・・

といったことから、「ひとりで生活した方が、気が楽」、「離婚→慰謝料」の方が、面倒な問題にならない・・・ので、離婚を選ぶのでしょう。

 

確かに、アラ還の知人女性の話しを聞くと、自分の仕事に加え、子育て、親の介護に明け暮れ、ようやく残りの人生を楽しもうと思ったら、夫が定年になり面倒を見ることになって、嫌気がさす、という話しはよく聞きます。

たいていの人は、自分の境遇をあきらめて、そのまま生活していますが、本音は、「ひとりになりたい」と考える人が多そうです。

 

したがって、水前寺清子さん、八代亜紀さんのようなタレントの「熟年離婚」は、これからもニュースになるのでしょうね。

ベテラン演歌歌手といえば、都はるみさんが、実質的に芸能界を引退してホテル暮らしをしている元俳優の矢崎滋さんとの「通い愛」が少し前に報道されましたが、引退後の独身者はこのスタイルがいいのかもしれません。
 

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