2021年5月4日付けFNNプライムオンラインが、
「アマゾンそっくり詐欺メール 情報入力させカード不正利用」
という見出し記事を報じていました。
記事によれば、(※筆者が一部編集)
◆アマゾンのユーザーに、「重要なお知らせ」という件名のメールが届いた
◆メールアドレスには「Amazon」とあるが、不可解なアルファベットが現われた
◆偽のアマゾンメールを受信した人は、「ぱっと見、本物に見えたんです」という
◆偽のメールからログインすると、名前やカード番号を入力する画面に誘導される
◆ホンモノのAmazonの登録画面と、見た目はそっくり
◆被害に遭った男性は、使った記憶のない金額が合計2万円くらいあった
◆情報セキュリティー会社によると、アマゾンを装うメールは2020年7月から急増
◆最大で8億通が、日本を中心に送信された可能性があるという
◆新型コロナで巣ごもり需要が高まり、アマゾン利用者が増えたことも背景にある
◆国内では、偽のAmazonメールにより、150万円の不正利用も報告されている
◆見分けるポイントはEメールアドレスが“amazon.co.jp”なのか確認すること
◆アマゾンは、公式サイトで、個人情報をEメールで送る要求は決してないとしている
・・・
ということだそうです。
この記事ですが、パソコンのアドレスを複数所有している人であれば、殆どの人が同様の「Amazonの偽メール」を経験しているのではないかともいます。
また、Amazonだけでなく、よくあるのが、
・楽天
・三井住友VISAカード
・JAL
・ANA
・・・
などではないでしょうか。
このFNNプライムオンラインでは、
「アマゾンは、公式サイトで、個人情報をEメールで送る要求は決してない」
とのことを報じていますが、偽メールでは、
・1段階:「メールを開封したくなる件名のメールが届く」
・2段階:「メール本文に添付されているURLをクリックさせる」
・3段階:「アクセスしたホンモノそっくりのサイト内に情報を記載させる」
という流れなので、「偽サイト」まで行ってしまうと、フィッシングサイトの存在を知っていて、普段は注意しているような人でも「勘違い」して情報を入力してしまう恐れはあると思います。
私は、2020年12月6日付けのコラムで、「最近の迷惑メールの傾向(2020年12月)」と題した記事をアップしています。
http://blog.logcom.jp/?day=20201206
この記事から引用すると、注意ポイントは、
(以下、コラムから引用(一部編集))
・・・(略)
「登録情報が更新できません」
「セキュリティ強化で登録情報を更新してください」
「登録のクレジットカードが期限切れです」
・・・
といったメールの件名になっていると「それはまずいな。。。」と思わずメールを開封してしまいます。
そのメール開封時点で、「あれ?このサイト、Amazonじゃない」とわかれば、そこで終わりですが、メールにロゴが入っていたり、アクセスしたウェブサイトが「偽サイト」で本家と酷似したサイトになっていると、なかなか「この巧妙なだまし」に気づきません。
しかし、こちらは、URLをチェックし、本家のウェブサイトをしっかり表示して比較すれば、「これは偽サイトだ」とわかるはずです。
・・・(以下略)
(コラムからの引用ここまで)
実際、恥ずかしながら、私も、過去に三井住友VISAカードの「偽サイト」に誘導されてしまいカード情報を入力してしまい「少額のカード不正利用」があり、カードの利用停止を三井住友VISAカードに申し出て再発行してもらった経験があります。
これらの偽サイトが怖いのは、例えば、私の場合、「三井住友VISAカード」だけでなく、他のネット情報にも影響が及ぶことです。
私のケースでは、恐らくですが、この時の偽サイトでのカード番号やパスワードの入力から、「Googleのログインパスワード」が類推され、Googleから何度も「ログイン要求がありましたが保留しています。心当たりがあるか確認して下さい」旨の通知がありました。
(※その後、Googleのログインパスワードを変更)
偽メール、偽サイトに対する注意は、シンプルに、
・メールを開封せずに削除
・送信元のアドレスに不審な点がないかチェックする
・誘導された偽サイトと自分でホンモノのサイトにアクセスして比較する
といったことが一番です。
ついつい、巣ごもり時は、気も緩んでいますが、ネットと接するときは、注意力、集中力が必須ですね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ749号より)
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