2021年5月11日付けの「鉄道コム」が、
「JR東、首都圏のみどりの窓口を70駅程度に削減へ」
という見出し記事を報じていました。
記事によれば、
◆JR東日本は11日、「みどりの窓口」の配置を見直す方針を発表した
◆首都圏の231駅、地方圏の209駅に設置しているみどりの窓口は、各70駅程度にする
◆5月現在で14駅に設置している「話せる指定席券売機」の導入も拡大する
◆操作が不慣れな利用者や、証明書が必要なきっぷなどは、オペレーターがサポートする
◆現在、近距離ではSuicaのサービス開始によって券売機の利用が減っている
◆近距離以外も、約8割が「えきねっと」など窓口以外のきっぷ発売サービスを利用している
◆JR東日本によれば、ウィズコロナ社会における非接触ニーズに対応するとしている
そうです。
ITメディア、FNNオンラインなど他の記事もチェックしましたが、JR東日本の広報的には、今回の措置をきれいに(笑)説明していますが、本音は、
・人件費削減
・人手不足解消
でしょう。
新型コロナ感染症により、仕事、プライベートともに、人の移動が激減し、鉄道事業は、どの事業者も赤字経営に陥っていますから、公共インフラとは言え、「みどりの窓口削減」の方針は、当然の対応でしょう。
また、記事からの情報で判断する限り、「みどりの窓口削減」に伴うJR東日本の代替措置も評価できる内容です。
私自身の経験でこの2~3年を振り返ると、通常の出張でJRを利用するときは、みどりの窓口を利用したケースは、たぶん、1年に1~2回なので、ほぼ、「えきねっと」または「指定席が発券できる券売機」で購入しています。
では、そのイレギュラーな「1~2回」の窓口利用は、何かと言えば、
・異常気象などに伴う列車運休時の払い戻し
・移動経路が複雑な乗車券購入(※えきねっと等では、エラーになり購入できない)
・他社区間の指定席券購入
です。
「他社区間の指定席券」の購入は、私の場合、「えきねっと」(JR東日本)、スマートEX(JR東海)、JRおでかけネット(Club J-WEST:JR西日本)を使い分けて、たとえば、札幌から全て陸路で鹿児島中央までの乗車券とそれにともなう特急券・指定席券を予約するときは、ほぼ、なんとか、事前にネットで対処できています。
しかし、出発後に、旅程が変更になったり、旅程後半の乗車予定列車が決まっていない場合は、窓口を利用しているので、「みどりの窓口削減」により、不便さを感じるケースは、若干あるかもしれません。
個人的には、券売機に対する期待としては、「他社線の指定席の予約と発券をできるようにして欲しい」ことです。
その他に、想定される不便さと言えば、定期券の払い戻しや学割、子供用Suica作成など証明書などが必要な乗車券の発行でしょう。
これらについて、いまは、ほぼ、窓口対応だと思いますが、JR東日本の場合、「えきねっと」を改良して、オンラインで必要な事前手続きし、受取を「自動券売機」や「(現金)/書留郵送」とする方法にしてもらいたいです。
また、券売機を遠隔管理し、「ヘルプブザー」で、JR東日本の中央管理室あたりから、サポートできる体制を「話せる指定席券売機」だけでなく、すべての券売機に設定してもらいたいな、と思います。
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