2021年4月19日付けの東海テレビが、

「客ら約50人が避難…ランチ時のステーキレストラン「あさくま」で火災 平屋建て店舗ほぼ全焼」

という見出しのニュースを報じていました。

 

報道によれば、

◆4月18日正午過ぎ、名古屋市南区のステーキレストランで火事があった

◆店内にいた50人ほどが避難し、30代男性店長が煙を吸って病院へ搬送された

◆火災があったのは、名古屋市にある「ステーキレストランあさくま星崎店」

◆店員や客から「火が出ている」と相次いで消防に通報があった

◆火事で平屋建ての店舗がほぼ全焼し、病院へ搬送された店長以外は、ケガはなかった

◆厨房が激しく燃えていたということで、警察と消防は出火原因を調べている

という状況だそうです。

 

ニュースを知って、「あさくま」のウェブサイトを確認しましたが、現時点(4月19日6時30分)で、18日に発生した火災に関する情報は、掲載されていませんでした。

https://www.asakuma.co.jp/index.html

ウェブサイトを確認すると、SDGs(持続可能な開発目標)に外食産業として取り組んでいることを表明、アピールしています。

具体的には、

・フードロスの削減

・生ごみ処理機導入による培養土づくり

・揚げ油のリサイクル活動

・ビニール袋の有料化によるプラスチックごみの削減 など

のようです。

 

「あさくま」は、2019年にJASDAQに上場しており、また、店舗としては、

・ステーキのあさくま(直営 50店舗/FC 10店舗)

・BISTROT(1店舗)

・enjoy kitchenあさくま

・農家直送ビュッフェレストラン ファーマーズガーデン(7店舗)

・もつ焼き エビス参(8店舗)

・オランダ坂珈琲邸(4店舗)

・まいにちごはん(1店舗)

・インドネシア料理レストラン スラバヤ(3店舗)

・やっぱりあさくま

などを展開しています。

 

私のイメージでは、運営会社の「あさくま」が愛知県名古屋市に本社があるためか、東海地方に数多く店舗があるイメージでしたが、あらためて、店舗を確認すると、首都圏に「ステーキのあさくま」だけで、20店舗展開しています。

 

私が「ステーキのあさくま」に初めて訪問したのは、20歳の時で、大学の先輩に連れて行ってもらいました。

今でもあるのかわかりませんが、当時はメニューに「学生ステーキ」という名前の「牛肉ハンバーグ」があり、ライス付で、1000円程度だった記憶があります。

その後、大学の後輩達に「ご馳走するぞ」という時に候補となるお店のひとつとなり、何度も訪問(注文メニューは、学生ステーキ一択ですが)しました。

 

10数年前に、取締役にパート従業員が就任したことで、マスメディアに取り上げられていましたが、今はどうなのでしょう。

会社情報に掲載されている代表取締役は、創業家の「近藤姓」ではありません。

ちなみに、創業者の近藤誠司氏の息子の裕貴氏が2004年に代表取締役を退任し(その後、日進市議を経て現在は日進市市長)、創業者の2011年に経営から完全に退いています。また、2006年にテンポスバスターズと資本提携したので、経営の舵取りからは、近藤家は完全撤退(株主構成を見ると大株主に近藤姓が並んでいますが)したのかもしれません。

 

それにしても、火災の原因は何なんでしょう。

この手のレストランは、工場であらかた製造され、店内調理は、わずかなはずなので、出火原因は限定的で、上場企業ですから当然、緊急事態想定と対応手順や訓練はしていたと思います。

消費者が安心して食事に出かけられるよう、出火原因究明と再発防止策をしっかり公表して盛りたいですね。
 

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