2021年4月17日付けのスポーツ報知が、

「専大松戸・持丸監督の73歳誕生日にパの勝利投手は全員教え子「夢みたいだよ」」

という見出しの記事を報じていました。

 

記事によれば、

◆4月17日のパ・リーグの勝利投手3人は全て専大松戸・持丸修一監督の教え子となった

◆3人は、ロッテ・美馬は藤代、日本ハム・上沢とソフトバンク・高橋礼は専大松戸出身

◆この日は、持丸監督の73歳の誕生日

◆スポーツ報知の取材に持丸監督は、「ビックリしています。こんなにうれしいことはない」

◆1週間前の4月10日にも「門下生3人が先発そろい踏み」となった

◆4月10日は、美馬が勝利投手、上沢と高橋礼は勝敗つかずだった

◆名将は「夢みたいだよ。まさかこんな誕生日のプレゼントをいただけるとはね。」

◆なかなかないと思うよ」とまな弟子たちに感謝していた。

◆持丸監督は、竜ケ崎一で二塁手として1966年夏の甲子園に出場

◆国学院大卒業後、1975年から母校の監督を務め、1996年に藤代へ異動

◆2003年秋には常総学院監督に就任し、2007年12月には専大松戸の監督に就任

◆2015年夏には異なる4校(竜ケ崎一、藤代、常総学院、専大松戸)での甲子園出場を達成

だそうです。

 

茨城県は、昨年亡くなった土浦一高、取手二高、常総学院で指揮を執った木内幸男監督がいたので、持丸監督は隠れた存在でしたが、高校野球ファンの間では知られた存在でした。

私は茨城の隣の千葉県出身ですが、春の選抜の選考会でもある秋季関東大会では、普通の公立高校である藤代高校が何度も茨城代表(3校)として出場していたので、「誰が指導されているんだろう」と関心を持っていました。

 

それにしても、例えば、PL学園、大阪桐蔭、横浜、中京大中京といった甲子園の常連校かつプロ野球選手を輩出している高校の監督なら「誕生日に教え子が先発ピッチャーを務めること」は、確率論的にもよくあるケースかもしれません。

しかし、竜ケ崎一、藤代、常総学院、専大松戸は、常総学院を除けば、地元では強豪校ですが、決して甲子園常連校ではありません。

ちなみに、2021年4月17日現在、現役の野球選手は、

・竜ケ崎一:なし

・藤代:美馬学投手

・常総学院:内田靖人(楽天内野手)、宇草孔基(広島外野手)

・専大松戸:上沢直之、高橋礼、原嵩(ロッテ投手)、渡邉大樹(ヤクルト外野手)、横山陸人(ロッテ投手)

です。

つまり、現役投手は、5人いますが、3人は千葉ロッテ所属なので、「教え子が同日勝利投手」の可能性は「最大3人」です。

 

話はそれますが、「異なる4校で甲子園監督」は、持丸監督以外に4月22日で82才になる「蒲原弘幸氏」がいます。

蒲原氏も持丸監督同様に大学(早稲田)を卒業し、社会人野球(河合楽器)を経て、高校教員として佐賀商、千葉商、印旛、柏陵の4校を甲子園に導いています。

印旛高校では、1981年のセンバツで準優勝しています。

私は、佐賀商時代の蒲原監督は存じ上げませんが、千葉商以降の監督時代は、主要な大会での活躍ぶりは記憶に残っています。

個人的には、千葉県の教員退職後に群馬県の樹徳高校に招かれていたので、5校目を達成して欲しかったです。

 

専大松戸は、春のセンバツでは、1回戦で惜敗(中京大中京に0-2)しましたが、右腕のサイドスロー深沢鳳介投手が秋季大会よりセンバツでは球速、コントロールとも成長していたので夏も期待が持てます。

それにしても、持丸監督は野手出身ですが、本格派ピッチャーだけでなく、サイドスロー、アンダースロー投手の育成力もあると言えそうですね。
 

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