人にとって「あるポジションを維持し続けること」というのが、モチベーションになることは、よくあることのようです。
私の趣味のひとつに「マラソン」がありますが、この世界では、「サブスリー」(3時間以内でフルマラソンを走ること)とか「年齢別ランキングで100位以内」といったことをモチベーションにしている人がいます。
確かに、これらを維持しようとすれば、時として辛く、自分の時間を相当犠牲にすることが必要で、私も「数年間」は維持できましたが、何年も継続するのは、並大抵のことでは無理です。
私の仕事仲間やマラソン仲間は、「全国移動」が多いので「JALやANAの上級会員資格維持」を目的にしている人が結構います。
私もかつては、「上級会員維持のために年間搭乗回数を一定数確保する」ということに腐心していました。
当時は、売上げもあったので、「どうせ、税金に持って行かれるなら経費として使おう」とJALやANAを積極的に利用していました。
この頃は、格安航空会社はまだありませんでしたが、運賃が大手キャリアと比較すると割安なエアドゥやスカイマークなどがあり、「経費の節約」を考えれば、JALやANAを利用しない移動手段も新千歳、羽田、中部国際、関空、神戸、福岡、那覇ならあったのですが、せっせとJAL、ANAを利用していました。
しかし、売上げが落ち込んだ年度に、空の移動をスカイマークなどに切り替えて、その翌年は、大手キャリアの上級会員資格がなくなりました。
それまで、ずっと上級会員として、航空会社の専用ラウンジを利用していたので、権利がなくなったときは「寂しい」気持ちになりました。
専用ラウンジを利用するメリット(当時)は、
・電源やWi-Fiが使える
・ドリンクが無料で飲める
・軽食、お菓子が無料で食べられる
・上級会員で専用ラウンジが使用できるという「優越感」にひたれる
・優先搭乗や座席予約で優先される
といった点があります。
しかし、最近の空港は、
・一般の待合室が清潔で、座席数が増えた
・空港の無料Wi-Fiが整備された
・一般待合室にも電源が充実している
・専用ラウンジより搭乗口に近い一般席の方がギリギリまで仕事ができる
といったメリットが増えました。
また、新型コロナ以前は、経費節減で
・専用ラウンジの軽食がなくなった
・専用ラウンジのお菓子や飲料が個包装ではなくなった
ので、要は、専用ラウンジと一般待合室の差が殆どなくなりました。
私の場合、いまは、大手キャリアの専用ラウンジやクレジットカードのステイタスで専用ラウンジが使用できますが、「一般待合室で全然問題なし」という感覚になりました。
そういえば、元々、ファッションなどに対するブランド志向は薄い方でしたが、それでも、若い頃は「バーバリーのスーツを着たい」、「リーガルシューズを履きたい」、「プラダのビジネスバックを持ちたい」という「欲」もありましたが、今では、量販店のもので満足、という感覚です。
見栄やプライドは、「出世欲」や「仕事をバリバリ頑張るぞ」というモチベーションにつながることは間違いないです。
しかし、目的を「仕事のしやすさ」、「生活のしやすさ」、「使い勝手の良さ」などに移すと、こうした見栄や妙なプライドが減退し、マイペースな自分になれます。
見栄やプライドが全くなくなると、からだも心も年老いて行くだけになりそうで不安ですが、適度な見栄やプライドを維持しつつ、からだと心がしんどくなりすぎないようにコントロールしてこれからは過ごしていこう、と思うこの頃です。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ725号より)
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