私事ですが、数日前に、50数回目の誕生日を迎えました。
自称「アニバーサリーには特別なことをするタイプではない」です。
というのも、
・ひとりで自分のお祝いをしていることが、客観視すると痛い
・友達を自分のお祝いに巻き込むことが申し訳ない
・友達が積極的に祝ってくれるとしても、なんだか恥ずかしい
といった気持ちが働くからです。
今回の誕生日は、「ひとり」、「ケーキなし」、「食事もふだん通り」という、いたってふつうの日常でした(笑)
しかし、月並みですが、50を超えると「先が完全に見えたな」と感じます。
30代、40代前半では、まだ「自分の可能性」に期待していましたが、50を超えると、サラリーマンをしていれば、そろそろ定年を迎える年齢です。
「死んだ子の年を数える」というと、「済んでしまって仕方のないことを思い出す」、「悔やんで愚痴を言ったりする」というネガティブな意味になりますが、50代は「あのときは楽しかったな」、「あの時の自分はよく頑張ったよな」、「あのまま会社を辞めていなかったらどうなっていたんだろうな」、「両親は年老いたな」といったことを振り返り、実感することが多くなる年齢だと思います。
話しはガラッと変わりますが、実家に帰ると両親がもめていました。
何事かと思って聞いていると、先日、某大手通信会社の営業マンが来て、新たなプランを提案され、契約書を書いたが、考え直して取り消しするしないの話しでした。
詳細は省きますが、私の実家のある分譲住宅街は、高齢化が進んでいます。
それを狙っているわけではないとは思いますが、しょっちゅう
・新しい通信プランです
・屋根の瓦がずれています
・住居の雨どいがずれています
・外壁塗装が必要です
・・・・・
といった営業マンのお誘いが激しいようです。
私の親世代のような昔の人は、「プロは、親身になって提案してくれている」と勘違いしているので、営業マンの「ご提案」に、最初は、警戒していても、話しを聞いているうちに信用してしまうようです。
(※屋根瓦の営業は、つい最近、修繕したばかりだったので、両親は「この営業マンはテキトーなことをいっているな」と気づいたそうです)
前述した某通信会社の営業マンの話しに戻りますが、ご提案プランを私がチェックすると、今すぐに切り替えなくてもよく、しかも、営業マン(通信大手の代理店の工事会社)の所属する組織とタイアップした会社も儲かる話しで、かつ、余計なサービスがついているので、長い目で見るとお金がかかる内容だったのです。
現役世代もそうですが、年寄りでよくわかっていないと思って、親切心を装って提案してくる営業マンには注意が必要です。
自分は、詳しくない人を食い物にする商売はしたくないし、むしろ、詳しくない人には、メリット・デメリットをしっかり伝えた商売をこれからもしていきたい、と思った出来事でした。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ739号より)
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