2021年1月20日に、各メディアが、JR東日本が「羽田空港空港アクセス線(仮称)」に関する第1種鉄道事業許可申請を国土交通省に申請したことが報道されました。
各種メディアの記事を整理すると、
◆羽田空港アクセス線は、羽田空港と東京駅などを結ぶ路線
◆羽田空港~東京貨物ターミナル間(約5キロ)が今回申請された新線
◆既存の大汐線(貨物)のルートを一部流用・改良して運行する計画
◆約5キロの新線、大汐線などを経由し、宇都宮・高崎方面、常磐線方面へ運行する
◆羽田空港新駅(仮称)は、第1・第2旅客ターミナルの中間部に設置
(京浜急行電鉄羽田空港第1・第2ターミナル駅とは交差)
◆運行本数は、1日あたり片道72本、1時間あたり4本を予定
◆事業費は3000億円で、2029年度の開業を予定
だそうです。
このニュースを聞いたときの感想は、
・東京モノレールとほぼ並行するのでは?
・JR東日本は東京モノレールに資本提供しているのに棲み分けはどうするの?
・将来的には、JRのみの路線で羽田空港と成田空港の直通列車ができるのでは?
・京浜急行羽田線の都営地下鉄との路線は痛手を受けるのでは?
・・・
といったことが思い浮かびました。
交通評論家の佐藤信之氏によれば、
・国は、京急、都営浅草線のルートの改造を議論してきた
・巨額な工事費負担を東京都が嫌って前進せず、結局京急品川駅の改造程度
・羽田新線が開業すると、直接常磐線の電車を空港に乗り入れることができる
・日暮里では京成スカイライナーに接続して、羽田・成田空港を1時間弱で結ぶ
ことになるそうです。
ただ、現在の計画では、「1時間に4本」ですから、仮に直通運行があったとしても、常磐線、宇都宮線、高崎線に1本ずつ振り分けられるだけなので、利便性は、そんなに高くないように感じます。
個人的には、1時間に1本は、羽田空港と成田空港の直行便を走らせて欲しいです。
経営面で捉えた場合、JR東日本の株主総会で「東京モノレールとの関係」についての質問が株主から出されるのではないかと思います。
ふつうに考えれば、「乗客の奪い合い」となるからです。
私の予想では、経営陣は、
・東京モノレールは、通勤路線色を深める
・羽田空港アクセス線は、空港利用者路線色を強める
・東京モノレールと羽田空港アクセス線は相乗効果により地域が活性化する
といったことを説明し、理解を求めるのでしょう。
あと、個人的に気になるのは、地震、津波、そして人身事故等の対策です。
大地震の後の津波の脅威に、羽田アクセス線は地形的にさらされるのは当然です。
また、常磐、宇都宮、高崎線などと上野東京ラインを使って結んだ場合、人身事故や設備トラブルがあった場合の接続の乱れなどダイヤの混乱は必至です。
こういったことに、経営陣は、現状、どの程度のリスク想定と対応策を考えているのか、お聞きしてみたいです。
JR東日本の株主になろうかな(笑)
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ734号より)
【好評発売中!】
『ISOの復権 マネジメントシステム認証制度が社会的価値を持つために必要なこと』
(ブイツーソリューション刊)
http://www.v2-solution.com/booklist/978-4-434-26285-2.html
“できるビジネスマンのマネジメント本”(玄武書房)
https://www.amazon.co.jp/dp/4909566066/
【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】↓
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html
Twitter:https://twitter.com/ariga9001