2021年1月29日付の日テレNEWS24が、

「つくば産総研研究員 被験者に“わいせつ”」

という見出し記事を報じていました。

 

記事によれば、(※筆者が一部編集)

・つくば市にある産業技術総合研究所の研究員の男が逮捕された

・実験のアルバイト参加女性に研究と称してわいせつ行為をした準強制わいせつ容疑

・国立研究開発法人産業技術総合研究所の研究員、○○こと××容疑者

・××容疑者は2020年12月、実験終了後に胸や下半身を触った

・××容疑者は、研究のための検査行為であるとして、容疑を否認

・××容疑者は被験者に深呼吸などをさせて、MRIで脳などの反応をみる実験をした

・・・

ということだそうです。

 

この手の「密室空間」における刑事事件は、医療現場やマッサージ・リラクゼーション・整体現場でもよく耳にする話題です。

被験者は、「変だなぁ、と思っても、アルバイト代がもらえなくなるかも」という脅威があるので、言い出しにくい側面があります。

被験者側としては、各行為毎に、「確認」や「拒絶」を明確に示す必要があるでしょう。

 

一方、月並みですが、「実施側のリスク管理」として、現場に監視カメラを設置するか、あるいは、実験や施術現場に、複数の人間がいて、予め、実験及び治療内容の詳細を明記した書類に同意の署名をもらう、あるいは、行為毎に被験者に確認を行うなど、「行為が双方合意の上、かつ、正当化できる状況」を明確にしておく必要があるでしょう。

 

事件そのものから、話題がそれますが、気になったのは、容疑者が「○○こと××」と名字が違うことです。

容疑者は男性ですが、婿養子などで姓が本名と職場での通称を使い分けていたようです。

私の知人の研究者も婚姻後に姓が変わっていますが、研究者としては旧姓を使用しています。

今では、研究者の実績は、論文を容易に検索できるので、姓が変わると、実態の実績が評価されにくいという問題があり、旧姓を使用しているそうです。

 

それと、容疑者が所属している「産総研」ですが、前身の組織は、通産省工業技術院などです。

通産省工業技術院と言えば、2019年4月に発生した「池袋暴走事故」の「上級国民」としてネットで話題になった被疑者が院長をしていたことでも有名です。

私が学校を卒業した当時、研究職を目指す学生にとっては憧れの職場で、当時の採用は、国家公務員試験I種合格者が研究官としての採用でした。

その後、国立研究開発法人となる組織改編があり、大学教員のように公募が主体の採用システムになったそうです。

 

この事件の真偽は司直の判断となりますが、容疑者の男性は、経歴から想像すると任期付研究者です。

仮に無罪だったとしても、研究者として任期更新やあらたな研究職の職場を見つけることは困難になってしまったのかもしれません。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ735号より)

 

【好評発売中!】
『ISOの復権 マネジメントシステム認証制度が社会的価値を持つために必要なこと

(ブイツーソリューション刊)

http://www.v2-solution.com/booklist/978-4-434-26285-2.html

 

“できるビジネスマンのマネジメント本”(玄武書房)

https://www.amazon.co.jp/dp/4909566066/

 

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)

http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html
Twitter:https://twitter.com/ariga9001