2020年12月27日付けの文春オンラインが、

「“貨物鉄道”はなぜ復活した? 異常事態の中でも揺るがない強さとは」

という見出しの記事を報じていました。

 

この記事を「ざっくり」と整理すれば、

◆物流というとトラック輸送を思い浮かべるが、近年はシェアが低下している

◆環境面で優れている鉄道や船による輸送を選ぶ荷主も増えている

◆JR貨物は、モーダルシフトが進み、鉄道事業部門が黒字化し、上場が視野に入った

◆一般的に、昼間集荷しコンテナに収め、トラックで貨物駅に運び、翌朝目的地近くの駅に着く

◆目的地近くの駅からトラックに載せ替え、午前中にはそれぞれの荷受先に届くのが貨物輸送

◆全行程をトラックが担当すると、多くの車両と運転手が必要になり高齢化の日本は限界

◆貨物鉄道は1人の運転士が、最大で10トントラック65台分の貨物を運ぶ

◆コロナ禍で巣ごもりに入った日本人の食生活を、実は貨物列車が支えていた

◆巣ごもり生活でEコマースの需要が高まり、宅配便物流の中心的な役割を貨物鉄道が担った

◆低炭素社会、労働力不足など、国家的課題から貨物鉄道の社会的使命は高まっている

◆欧州では、鉄道とトラック物流の連携を国家戦略とし、貨物鉄道網の強靱化を図っている

・・・

といったことでした。

 

月並みな結論ですが、感想ですが、

・世界的な脱炭素化

・日本の労働者の高齢化

・働き方改革により長時間勤務が難しい

といった流れがあるので、貨物輸送とトラック輸送が連携したモーダルシフトへの方向性は、当然なのでしょう。

 

ただ、課題もあります。

例えば、

・地方の鉄道路線が廃線の危機にある

(地方路線の国家的な支援と整備が必要)

・JR貨物が旅客JR各社に支払う使用料が安い

・JR貨物の使用料が安いために、旅客JR各社は使用させるほど赤字が増える

・JRコンテナの開発・改善(手積み、手降ろしは非効率)

・・・

といった点です。

 

それにしても、日本の政治家は、バブル崩壊後、何をやっていたんだろう、と思います。

日本のGDPの落ち込み、実質賃金が増えていない、少子高齢化に伴う労働力不足、エネルギー問題を含む環境問題・・・抜本的な対策がないまま、今に至ってしまいました。

 

話は変わりますが、先週は、寒波到来で、日本海側を中心とした豪雪にみまわれ、関越道では、大渋滞からの長時間に及ぶ立ち往生になりました。

現在の日本の自動車の殆どは、ガソリン車ですから、こうした立ち往生でも対処できましたが、電気自動車だったら、動くことができないのはもちろん、バッテリーがあがって、暖房が切れ、「死の危険にさらされたドライバー」も続出したのではないでしょうか。

管総理は2050年までの脱炭素社会を所信表明演説で宣言しましたが、ざっくりでいいので、実現可能なロードマップも併せて国民に示して欲しいものです。

 

【好評発売中!】
『ISOの復権 マネジメントシステム認証制度が社会的価値を持つために必要なこと

(ブイツーソリューション刊)

http://www.v2-solution.com/booklist/978-4-434-26285-2.html

 

“できるビジネスマンのマネジメント本”(玄武書房)

https://www.amazon.co.jp/dp/4909566066/

 

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)

http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html
Twitter:https://twitter.com/ariga9001