2020年12月25日付けのニュースで、スナック菓子製造大手の「湖池屋」と味噌製造大手の「マルコメ」が、出荷済み製品の自主回収を実施すると報じていました。
《湖池屋の自主回収》
日テレNEWS24(12月25日付け)によれば、
◆「スティックカラムーチョ」を自主回収する
◆自主回収製品は、「スティックカラムーチョ ホットチリ味105g」と「スティックカラムーチョ ホットチリ味13g×4袋」の併せて約5万袋
◆京都工場で製造した「ホットチリ味」の一部に「スパイシーのり味」が誤って包装された
◆担当者が製造ラインに間違ったフレーバーの粉を入れてしまったことが原因
◆「スパイシーのり味」には醤油由来の「小麦」(アレルゲン物質)が含まれている
ということです。
《マルコメの自主回収》
時事通信社(12月25日付け)によれば、
◆即席みそ汁「生みそ汁料亭の味」シリーズの27万6960点を自主回収する
◆「しじみ」味の商品の製造過程で黒いゴム片が混入した恐れがあるため
◆ゴム片は、消費者からの問い合わせ(ゴムの破片が入っていた:2件)によるもの
◆これまでに健康被害の報告はない
ということです。
想像ですが、おそらく、湖池屋の件は、製造部門の原料投入ミス、マルコメの件は、製造設備に使用されているゴム片の脱落でしょう。
これも想像ですが、湖池屋の件は、消費者から「ホットチリ味を買ったのに海苔味だった」という問い合わせと言うより、原料投入の製造記録か、品質管理部門による製品検査により、「原料投入ミス」が見つかったのでしょう。
一般論ですが、製造と品質検査結果には、数日のタイムラグが生じます。
したがって、品質管理の検査で「原料投入ミス」が見つかったのであれば、カラムーチョは「日配製品ではない」のだから、製造してすぐに出荷せずとも、品質検査結果を待ってから、出荷すれば、大規模な自主回収にならなかったのではないかと思います。
たぶん、工場の製品倉庫にストックを保管するスペースがない、物流倉庫でいったん保管して出荷する、といった方法は、生産計画面や管理コスト面から、難しいので、現在の生産・物流システムになっているのでしょうけれど、ミスが生じた際の労力は、半端ないな、と思います。
マルコメの件は、おそらく、問い合わせがあった後、混入したゴム片を調査し、製造プロセスにおけるどの設備や装置のゴム片か、ある程度特定できていると思います。
マルコメ的には、
・消耗部品の点検頻度や点検方法を見直す
・消耗部品の交換頻度を見直す
といった再発防止策を取るはずでしょう。
湖池屋のウェブサイトを確認すると、自主回収に関するお詫び文が掲載されていました。
また、マネジメントシステム認証としては、KES(京都環境マネジメントシステム)を取得しているようですが、食品安全に関する認証取得はしていないようです。
マルコメは、ISO22000の認証を取得(認証機関は日本能率協会)しているようです。
したがって、日本能率協会は、組織のマネジメントシステムに問題はないか、これまでの認証審査に改善の必要はなかったのか、といった点を検証することになるでしょう。
話題は全然変わりますが、年末に、殻付きの胡桃をネットで購入しました。
ひとつは佐賀県の農園、もうひとつの業者は長野県です。
結論から言えば、佐賀県の農園のものは、殻を割ると5%ほどが、ハズレ(例:実が熟していないなど食べられない状態)であったのに対して、長野の業者からのものは、約40%がハズレと、ひどいものでした。
価格的には、長野県の業者のものが安かったのですが、もしかしたら、栽培されているものと言うより、自然に近いものをバイトが収穫したものかもしれません。
殻を割る前から「こんな胡桃も出荷しちゃうの?」というレベルのものもあったので、しっかり、製品チェックして出荷していないのでしょう。
ネットのレビューにしっかり、書かせてもらおうと思います。
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