2020年12月8日初日号の週刊SPA!が、

「新聞・テレビが報じない大阪コロナ医療崩壊の真実」

という見出し記事を掲載していました。

 

記事によれば、

◆経済を回すか、コロナの収束を優先させるか、2つの命題がとかく対立的に語られる

◆医師で医療経済ジャーナリストの森田洋之氏は、

・リスクのないものを大きく怖がり、リスクが大きいものを小さく見積もっている

・東アジア諸国の死亡率は欧米と比べて50分の1程度

・実効再生産数は全国的にみてダウントレンドにあり、1を下回る自治体もある

 ・今年は、コロナ禍においても総死亡者数は例年を下回っている

・日本では欧米のようなひどい事態は日本では起きなかったし、今後もまずない

・コロナは正しく怖がり、臨機応変に対応できる仕組み作りをすべき

との見解を述べている

◆医療崩壊対策は、地域や自治体の垣根を越えて病院が連携し、フレキシブルさが必要

◆欧米を始め、諸外国はそうした対応でしのいでいる

◆日本は世界的に見て病床数が多いが民間病院が多数で指揮系統が一本化していない

◆例えば、鹿児島は医療資源が余っているし、コロナ禍で暇になった医療従事者はいる

◆医療の中身も議論されるべきで、例えば90代の感染者にECMOが必要なのか

◆コロナでは亡くなるのも重篤化するのも圧倒的に高齢者が多い

◆老化で免疫が弱まり、感染して生死の狭間の患者に人工呼吸器は必要なのか

◆日本の医療では、患者さんを前にすると打てる手は全部打とうとする

◆うまくやれば、患者を半数程度に減らせた

◆誰もが必要以上にコロナに振り回されて、自殺者の増加など似も目を向けるべき

と言うことです。

 

確かに、日本人は、「感染者数」、「死者数」といったマスメディアの報道の仕方にも影響もあるのか、「正しくコロナを怖がっていない」との森田氏の主張に同意です。

毎日報道される感染者数は、PCR検査陽性者数であり、真の感染者数ではありません。

また、最近でこそ、「死者数の年齢分布」を伝える報道もありますが、殆どは、死者数という数字だけです。

 

また、同じ感染症には、新型コロナ以外にもインフルエンザやいわゆる風邪もあります。

さらに、経済がまわらないことで、精神が蝕まれ、自殺者という「死」もあります。

私が9歳の時に首相だった福田赳夫氏が、日航がハイジャックされ「一人の生命は地球より重い」と述べたことを多くの日本人は、ずっと価値観として引っ張っているように思います。

 

マネジメントシステムで捉えると「日本は民間の医療機関が多く、指示命令が一本化されていない」というのも「医療資源が効果的に使えていない」原因でしょう。

これだけ、新たな医科大や医学部新設の認可に慎重なのに、医学生の卒業後の進路は、防衛医科大、自治医科大、産業医科大以外は、フリーです。

新型コロナのような「国レベルの非常事態」下で、効果的に医療資源が発揮できる医療体制づくりは厚生労働省がしっかりやらなければ、非常事態では無力過ぎます。

 

あと、新型コロナは、日本人を「分断」したな、と思います。

賛否を問うような多くの社会問題について、日本の場合は、片方の意見に賛否が集まる傾向があるようですが、新型コロナについては、半々になることが多いようです。

私の場合、「14日間は都道府県をまたぐ移動がないこと」を訪問の条件として要求され、これまでの付き合いを止めた取引先もあります。

新型コロナ対策は「正解のない問題」といわれることも多いです。ただ、「全体的に捉えた上でこれからをどうするか議論する」ということの重要性を再認識した次第です。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ728号より)

 

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