2020年11月11日付けの朝日新聞デジタルが、
「洋服の青山など160店閉鎖へ 希望退職400人募集も」
という見出し記事を報じていました。
記事によれば、
・青山商事は、全店舗の2割にあたる約160店を2022年3月末までに閉店する
・社員の1割となる400人程度の希望退職(40歳から62歳)を募集しコスト削減を図る
・当初は85店前後が閉店対象だったが、コロナ禍の影響で、75店ほどを追加した
ということだそうです。
そもそも、コロナ禍以前に、紳士服量販店のビジネスモデルは、どんどん逆風が吹いていました。
・カジュアルフライデー
・クールビズ
・衣料品のネット通販の浸透
・・・
など、ビジネスマンの従来からの働き方や消費者の購入方法が変化し、店舗型量販店でスーツを購入する機会が減ったのです。
私自身も、以前は、ワイシャツは、スーツ量販店のセール品を購入していました。
しかし、ノーネクタイでOKなビジネスの場が増え、そうなると、ワイシャツは、ビジネス用ではなく、カジュアルなものでもよいので、ユニクロやGUで購入することの方が増えました。
また、スーツ自体も、20代~30代の頃は、季節毎に量販店に訪問し、購入していましたが、この15年ほど、新規でスーツは、おそらく3~4着しか購入しておらず、あとは、「ジャケット」、「パンツ(ズボン)」を単品購入です。
若い頃は、「今時のデザインのスーツを着たい」という欲求もありましたが、いまは、おしゃれ意欲も減退しているので、スーツは、製造業現場など肉体労働で言う「作業着」だと思っているので、「昔買ったスーツでも着られるものは着る」という考えです。
3~4年前に、社会人以降に購入したスーツを整理し、「まだ、着られるもの」を20着ほど残しましたが、たぶん、この20着をベースに、ジャケット、パンツを単品で少し買い足して購入して組み合わせて着れば、スーツを着て現役でビジネスをやるであろう残りの10数年は、持つだろうな、と思います。
紳士服量販店の話に戻りますが、コロナ禍で、政府がリモートワークを推進し、これもまた、スーツ需要の低迷に拍車を掛けているでしょう。
希望退職者募集、店舗の大量閉店は、おそらく、青山商事だけでなく、はるやま、アオキ、コナカといった他の量販店にも広がるんだろうな、と思います。
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