2020年10月28日の夕方に、都内の道路で自家用車をUターンして、対向車の2人乗りのバイクと衝突し、現場を立ち去ろうとした俳優が「ひき逃げ容疑」で逮捕されました。

 

この俳優が、ここ数年、急激に売れっ子になり、ドラマ、バラエティ、映画と引っ張りだこで、公開直前の映画もあったことから、メディアが大騒ぎして取り上げています。

この俳優が、「衝突したオートバイの被害者を置き去りにして立ち去った」という罪はもちろん、償わなければなりません。

しかし、同種の事故報道の中で、「ちょっと報道が大きくなっているのでは」と感じる点があります。

それは、「交通事故の取り上げられ方」と「事故以外の本人の人間性」についてです。

 

芸能人の「交通事故」は、振り返って、調べてみると数多くあります。

逮捕に至ったか、否かは別にして、「事故自体」は、「ぶつかった後に立ち去ったような状況」となったケースは、「自動車と通行人が接触した」、「自動車と自転車が接触した」等、数多くあります。

記憶が誰しも思い起こせるものは、2016年のよしもと芸人の「当て逃げ」、2018年のハロプロ人気グループの元メンバーのアイドルです。

事故の詳細は、記憶していないところもありますが、前者の事故は、確か、タクシーにぶつかり、タクシー運転手は、捻挫を負ったと記憶しています。

 

用語として「ひき逃げ」と「当て逃げ」は、「人身事故か物損事故かの違い」だそうですが、芸人の事故も今回の俳優の事故も「人身事故になっている点」で考えれば、個人的には、いずれのケースも「ひき逃げ」だと思います。

しかし、芸人の事故は、あくまでも「当て逃げ」でした。

「ひき逃げと当て逃げ」・・・、事故現場から「立ち去った」ことは一緒ですが、報道を通して世間の印象は全く変わります。

この違いは、芸能事務所によるメディア統制力の差ではないかと思います。

 

「事故を起こした俳優の人間性」については、ひき逃げ事故に至った背景をメディアが探る上で仕方がないとは思います。

しかし、これも、「メディアも商売である」という前提に立てば、「現場でスタッフや先輩俳優に挨拶をしない」、「俺様気質でスタッフからの評判が悪い」、「育ての親的な女性マネージャーと決別した」・・・等の記事は、売れます。

したがって、事務所のメディア統制力の弱さも加わって、この手の後追い報道が続くのではないでしょうか。

 

しかし、この俳優の所属する芸能事務所が「弱小事務所」(彼が稼ぎ頭で小さな事務所といわれている)にもかかわらず、これだけ、ここ数年で、ドラマ、バラエティ、映画への起用が続いていると言うことは、「世間の人気があるから起用している」という点もありますが「監督、演出家、プロデューサー、スタッフからの俳優としての信頼もある程度高い」から起用されていると考えるのが自然で、「売れっ子になって天狗になっていた面はある程度ある」としても「素行が悪すぎる」訳ではないと思います。

 

話はそれますが、私自身を知っている人ならご存知だと思いますが、私は視力が悪いせいもあって、ボーッとしているときやひとりの時は「目つきが悪い」そうです。

そのため、後日、「街で見かけたときに、会釈したけど(相手は家族連れで遠くからあいさつ)気づかれなかった」、とか「本屋で立ち読みしているところを見かけたけど、目が怖かった」などと友人・知人から聞きます。

おそらく、「会釈」の件は、「誰かが会釈しているけど誰だろう?(目が悪いのでわからなかった)」となっただけですし、「立ち読み」の件は、「集中して本を探していたので、目つきが悪くなっていた」のでしょう。

しかし、私が、ひとたび「問題行動」を起こせば、こうしたエピソードは尾ひれがついて「街で挨拶しても無視された」、「ふだんはとっつきにくい性格」などと評されるでしょうし、有名人であれば、続々とこうした後追い報道がでるでしょう。

 

私は、この俳優の存在は、ファーストネームだけで世に出た時代に、NHKドラマ「アシガール」の若君様で知って、「これから有名になるだろうな」と感想を抱いたのがはじまりで、報道されているような「人間性」が事実かどうかわかりません。

 

しかし、一般論として、

・生活態度を含め厳しく注意してくれるマネージャーがいた

・売れっ子になって、まわりがちやほやするようになった

・ちやほやされて、態度が大きくなり、うるさく注意するマネージャーが疎ましくなった

・イエスマンなど担ぐ人が自然にまわりに集まり、マネージャーと決別した

・売れっ子だから、売れているうちは、誰も注意しなくなった

・問題を起こしたときに、本当に助けてくれる人はいない

・・・

というパターンをビジネスや組織経営としてもよく目の当たりにします。

 

アシガールの続々編を密かに期待していた私としては、その目がなくなり寂しい限りですが、事故に対する反省と被害者への償い、ファンへの感謝の気持ちを忘れずに、画面やスクリーンに戻ってきて欲しいと思います。

 

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