2020年11月19日付の北海道新聞電子版(どうしん電子版)が、

「ウポポイ発信強化 中傷相次ぎHPに解説文 研究者が回答 法的措置検討」

という見出し記事を報じていました。

 

記事によれば、

・アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」を差別する投稿が相次いでいる

・運営するアイヌ民族文化財団(札幌)は正しく理解してもらうための対策を始めた

・ホームページ(HP)に、民族の歴史や文化を説明する専用コーナーを新設した

・職員個人が対象となった投稿には、法的措置も検討する

とのことです。

※ウポポイのURL:https://nam.go.jp/

 

北海道に住んでいるとわかりますが、2020年に入ってから、「ウポポイ」のCMを目にするようになりました。

https://www.youtube.com/watch?v=Hd4FFOPTTFQ

元々の開園は、確か、2020年4月24日だったと記憶していますが、新型コロナの影響があり、開園日は、2020年7月12日に延期されたのです。

数日前の北海道新聞が、「開業3ヶ月で来園者は11万人」と報じていたので、「初年度の来園者見込み100万人」から考えると、コロナや入場制限がされているとはいえ「ずいぶん、見込み違いの来園数だな」と思っていました。

 

札幌から車で1時間半程度走れば、訪問できるのですが、「来園は事前予約が必要」との話もあり、「ふらっと入れるようになる落ち着いてからでいいか」と私自身は、まだ、訪問していません。

SNSで、来場者の声を拾うと、

・おもしろくないので、リピーターにはならない

・演目が何を伝えたいのかわからない

・現代的で伝統文化が感じられない

・・・

といった「マイナス評価」も多いようです。

 

歴史好きの私としては、逆に「こうした不人気ぶり」が気になるし、「みんなが2回目に行きたいと思わないところ」というのも逆に「なぜ、そうなってしまっているのか」を探るのは魅力的なので、時間を作って訪問してみたいと思います。

 

話題を、「ウポポイに関する誹謗中傷」に戻しますが、誹謗中傷として、

・「偽アイヌの施設」といった書き込みや電話

・批判的な書き込みとともに職員の写真を投稿

などがあるそうです。

 

私自身は、幼少期を千葉県で過ごしていますが、「通っていた小学校」か「おやこ劇場」(会費を払って舞台鑑賞をするサークル)だったか、忘れてしまいましたが、小学生時代に、「アイヌ民族」の人たちが、民族衣装を着て、アイヌ独特のメイクをし、「ムックリ」(口にくわえて音を出す竹製の楽器)を演奏するシーンを見たことがあります。

小学生は、ある意味「忖度」がないので、「彫りの深い顔立ち」や「それまで聞いたことのない音楽」に衝撃を覚え、友達と、「アイヌごっこ」をした記憶があります。

その様子を端で、おとなが見れば「アイヌを馬鹿にしているようなふるまい」だったかもしれません。

 

私の幼少期より、街には、外国人が増え、ハーフの友人知人もふつうにいるので、昔よりは「自分と違う容姿」に違和感は薄いと思います。
しかも、今の時代、「多様性を認め合う時代」です。

しかし、「いわれのない誹謗中傷」は、いけません。

仮に「意見」として投稿するのであれば、

・偽アイヌ施設である根拠

・偽アイヌ文化伝承施設である根拠

を筋道を立てて、主張するべきです。

 

いずれにせよ、早い段階で、一度、「ウポポイ」を訪問してみようと思います。

 

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