2020年8月5日付のNEWSポストセブンが、
「西松屋はなぜコロナの勝ち組になれたか 理系人材登用が奏功」
という見出しの記事を報じていました。
記事の主なポイントは、
・アパレル業界は、コロナショックで大打撃を受けている
・しかし西松屋(全国チェーンのベビー・子供用品の専門店)は躍進している
・西松屋チェーンの2020年3~5月期の売上高は、前年同期比8.5%増の407億円
(純利益は44.5%増の24億円)
・コロナによって40店舗を休業したにもかかわらず、売り上げが伸びている
・西松屋の躍進を支えたのは、お母さんたちからの熱烈な支持
・乳児食品、紙おむつ、おしりふきなど、出産・子育ての必需品の売り上げが伸びた
・西松屋がコロナに打ち克つことができたのは、独特な店舗づくりも理由のひとつ
(店舗は天井が高さ5メートル。通路は2.5メートル以上でゆっくりすれ違える)
・鉄鋼業の生産システムを小売業に取り入れた
・ポイントは3つ。
「店舗運営と商品管理を核とした徹底したローコスト経営」
「低価格路線の継続と商品の品揃え」
「積極的な出店による販売網の確立」
・パナソニックやシャープの技術者を採用しPB商品を開発
・自前のPB開発やコスト削減による低価格商品の豊富さが西松屋の最大の武器
・・・
といったことを取材したジャーナリストの有森隆氏は述べています。
私は、学生時代に、西松屋以外のベビー用品の全国チェーンでアルバイトを短期間ですがしたことがあるので、その時のイメージで、西松屋の店舗を観察すると、
・価格が安く、品ぞろえが豊富
・店員が積極的に接客してこない
・BGMがなく店内が静か
・店舗が広々としている
といったところに違いを感じます。
ただ、個人的には、日本経済の低成長による多くの若年世帯で所得が増えないこと、格差が広がったこと、も西松屋が伸びている理由だと思います。
小学生の子供が二人いる妹に聞くと、「西松屋の服はデザインがダサい」と言います。
また、「粗悪品ではない」、「子供用品をワンストップで揃えられる」と一般的には言われますが、あくまでも「価格の割に・・・」でしょう。
おしゃれなデザインなどに拘れば、プチ富裕層以上は、BeBeやBREEZE、MiKiHOUSE、PETIT BATEAUなどの商品を求めるでしょうから。
ちなみに、西松屋は、2020年8月21日付で、20年ぶりに社長が交代するそうです。
新社長に就くのは、現社長である大村禎史氏(65)の長男の大村浩一取締役専務執行役員。
大村新社長は、2010年に東京大学法学部を卒業し、みずほ銀行を経て2014年に西松屋に入社した32才。
現社長は京都大学工学部卒の鉄鋼メーカー(山陽特殊製鋼)出身で、製造業のノウハウを製造小売業に持ち込み成功しました。
私がこれまでに仕事で知り合った製造業や小売業における銀行出身の2代目、3代目は、利幅の少ないビジネスに対する経営センスにいい意味でも悪い意味でも疑問符がつく傾向があります。
銀行出身の浩一氏の手腕に注目したいと思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ710号より)
【好評発売中!】
『ISOの復権 マネジメントシステム認証制度が社会的価値を持つために必要なこと』
(ブイツーソリューション刊)
http://www.v2-solution.com/booklist/978-4-434-26285-2.html
“できるビジネスマンのマネジメント本”(玄武書房)
https://www.amazon.co.jp/dp/4909566066/
【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】↓
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html
Twitter:https://twitter.com/ariga9001