2020年7月26日付のPRESIDENTオンラインが、
「銀座ママ「つまらないコンプライアンスが日本を滅ぼす」」
という見出し記事を報じていました。
記事によれば、(筆者が記事を編集)
・「ザボン」ママが不安に思っていることは「コンプライアンス」ということば
・いつからかみなさんが当たり前のように使うようになった
・銀座の街は夜の社交場としての役割をまっとうしていた
・コンプライアンスのせいで接待すること自体が厳しくなってきた
・会社としても、接待交際費として飲み代を経費で落とすことができない
・昔は、一流企業の役員様と同伴すると、ポケットマネーで何十万もする着物を買ってくれた
・企業の方たちが銀座等で飲み歩き、そこで出会いが生まれビジネスが生まれ、経済が回った
・「経費で銀座で取引先を接待してきなさい」と命じたら「残業代は出るか?」と聞かれた
・会社のお金で飲み食いするうえに残業代だなんて、何を言っているのでしょうか
・いまの時代は、上司が部下を飲みに誘うだけでもパワハラになってしまうケースもある
・こんな世の中では義理人情もへったくれもなく、人間関係は薄くなっていく一方です
・・・・・
ということを、銀座老舗文壇バー「ザボン」ママの水口素子さんが語っています。
うーん。。。私は昭和生まれのバブル末期世代なので、水口ママが言わんとすることは、わかります。しかし、これでは「昔の時代はよかった」という懐古主義です。
>企業の方たちが銀座等で飲み歩き、そこで出会いが生まれビジネスが生まれ、経済が回った
この部分については、確かにそういう一面はあると思います。
ですから、経費扱いできる常識的な上限はありますが、基本的には「特別会議費」として今でも経費として扱えます。
>一流企業の役員様と同伴すると、ポケットマネーで何十万もする着物を買ってくれた
この部分は、はたしてそれは「ポケットマネー」だったのか・・・。
もちろん、男前でポケットマネーで支払っていた役員の方もいたと思いますが、多くは経費扱いとして処理していたのではないでしょうか。
上場企業は、会計監査がありますから、個人的な遊興費を経費としていたら、株主や投資家に対して説明がつかないから「コンプライアンス」的に「経費とするのはダメ」となるのは当然です。
昔は、各都道府県の県庁所在地近辺には、たくさんの料亭や高級飲食店がありました。
それは、県庁に陳情に来た団体が接待する、または、市町村の役人が県職員を接待する、あるいは、国の役人を県庁職員が接待する、という「慣例(文化)」があったから、たくさんの料亭などがあったわけです。
しかし、「官官接待」の「原資」は「税金じゃないか」と国民は気づき、社会的に「おかしい」という声が上がって、「官官接待という慣例」は改められたわけです。
コンプライアンスは、法令順守と訳されますが、順守すべき対象は、法律はもちろん、企業倫理なども含みます。
つまり、「社会的要請に応えること」がコンプライアンスなので、確かに「行き過ぎたコンプライアンス」も多少はあると思いますが、社会の価値観が変わってきたことを「懐古主義世代」は認識しなければならないと思います。
話しは少しそれますが、この水口ママのコメントに、ママが経営する蕎麦屋に、現環境大臣の小泉進次郎さんが来店した時のエピソードがありました。
ママは、
「進次郎さん、このままでは銀座の文化は廃れていくばかりです。企業の接待交際費を認める世の中に戻してください」
と物申したそうです。
すると、進次郎さんは、
「私が声をあげるのではなくあなたのような人がもっと声をあげていかないと変わりません」
とおっしゃったそうです。
「ミスターポエム」の本領発揮です。
今の小泉さんのままでは、将来、総理候補になっても、期待できるところは一つもないな、と思いますね。
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