緊急事態宣言が出され、外出自粛期間中は、テレビの報道は「新型コロナ関連一色」でしたし、ドラマは撮影がストップし「再放送特別番組」ばかり。
最初は、いち早く新型コロナに関する情報を知るため、ニュースや情報番組をハシゴしてみていましたが、徐々に食傷気味になりました。
そこで、YouTube、インスタライブ、ツイキャス、17Liveといった「配信」を視聴する機会が増えて行きました。
配信の最大の特徴は、視聴者(リスナー)が、即時に感想を配信者に文字で伝えることができることです。
ライブ配信を視聴していて、すぐに気づいたことは、
・配信者は、よく、多くのリスナーからのコメントを瞬時に上手くさばくなぁ
・リスナーのコメントはどうしても主語が無くなるよなぁ
ということです。
私は、ネットで配信者となったことがないので、想像ですが、一般的なテレビ番組や講演会では、話し手は視聴者や受講者に対して、一方的にものごとを伝えます。
しかし、配信では、視聴者が、コメントできるので、配信者は、そのコメントを元に、番組を進めます。
もちろん、視聴者からのコメントは一切スルーして、一方的に歌ったり、主張を展開することも可能ですが、それでは、なかなか多くの視聴者は獲得できないでしょう。
ちなみに、私の視聴スタイルは、
・配信者とリスナーで会話が盛り上がっている時はおとなしくしている
・配信者がネタに困った時は、コメントを挟む
・他のリスナーが番組を盛り上げている時は、労いのコメントを入れる
・流れ作業でできる仕事(例:会計処理や書類整理)はラジオのように聞く
・集中しなければできない仕事の時は、無音で視聴したり、無言でサイトから落ちる
といった感じです。
配信を見ていると、「これから仕事に行くので落ちます」、「移動中なのであとでお邪魔します」と配信者に状況をお知らせするリスナーさんが多いです。
私も、当初は、会話が盛り上がっている時に、突然いなくなるのは失礼かな、と思って挨拶していた時も有りました。
しかし、あるシンガーソングライターさんの配信で「自分語りは必要ない」、「聞きたくなったら来てくれればいいし、忙しかったらだまって落ちてくれればいい」とおっしゃっていて、「そりゃそうだよな」と思いました。
もちろん、配信者の中には、「誰かに話を聞いてもらいたい」、「かわいい、きれい・・・と褒めてもらいたい」・・・といった「構ってちゃん」系の配信者もいるでしょう。
しかし、配信者とリスナーは「1対1」ではなく「1対多数」ですし、「配信したいからしている」というスタンスの配信者が多いので、リスナーも礼節を持った言動に心掛けあとは「自由」でいいわけです。
よく、配信者が一方的に自分の主張を話し続けている番組があります。
リスナーからコメントが入るのですが、バッサバッサと否定するのです。
私は、この時、「配信者」さんは、
・配信者の方が、立場が強いことを理解しているのかな?
・リスナーは、中途半端でしか、意見できないんだけど・・・
と思わずにいられません。
というのも、配信者は、「会話」で語れますが、リスナーは「文字入力」です。
一般的には、話す方が書くことより何倍も速いので、情報量は、話す人の方が圧倒的に多い。つまり「立場が強い」わけです。
一方、リスナーは、配信者の発言に即対応するとしても、丁寧に状況説明する時間が無いので、「主語が無い不十分な主張」となります。
そうなると、配信者は、リスナーの主張を「誤解して理解」したり、「言ってる意味が分かんないんですけど」と反応するケースがありますが、「どう考えても配信者の方が立場が強い」ので、その辺を理解して配信して欲しいのです。
ただ、リスナーの中にも、酷い人はいます。
「コメントをスルーされた」、「誤解して酷い」と配信者を傷つけるようなコメントをする人です。
配信経験のある知人に聞くとこうしたコメントは、「結構、傷つく」そうです。
配信は「1対1」ではなく「1対多数」ですから、リスナーが多ければ、送ってくれたコメントすべてを読むことはできないし、悪気はなく読み飛ばしてしまうこともあるでしょう。
いずれにせよ、メディアが、かつてのラジオ、テレビ主体からインターネットの出現により、SNSやネット配信へと広がってきた今、「配信の特性」を知らないで参加すると、配信者もリスナーもストレスを抱えることになるでしょう。
話題は少し変わって、ウェブ会議やLINEなどでは、
「発せられた言葉がどういう感情で送られてきたのか」
がよくわからないという問題があるようです。
最近、iPadを使い始めた甥と姪(小学校3年生と1年生)から、しょっちゅうメールが送られてきます。しかし、こちらが想像しないと「意味不明な文章(笑)」ばかりです。
例えば、甥は「今日も負けた」と送ってきますが、「プロ野球のジャイアンツファン」であることを私が知っているから返信メールが書けますが、普通なら「何が負けたの?」という返信を書くことになるでしょう。
先日、多人数で参加しているウェブ会議で、一部の人で議論が展開されている時に、傍でそのやり取りを見ていた私は「議論がかみ合っていないな」と感じたことがありました。
イメージがわきやすいように、一般的な事例を挙げると、「気の置けない」は、
・気を使ったりする相手ではない
・警戒しなければならない
という全く逆の意味で使うケースがあります。
商談ごとの話題で、「A社のB部長は気の置けない人だから」と話し手が語った時に、前提として、「話し手とB部長が以前、ある会社でライバル関係だった」という背景が会議の参加者全員が知っていれば、後者の意味で捉えるでしょう。
しかし、会議に出ていた人が、それを知らなければ「話し手とB部長は仲がいいんだ」と誤解して捉えるでしょう。
ものごとをスピーディに進める時、また、関係者のコンテクストが高いと思っていると、ついつい、会話から主語欠落し、説明不足になります。
ことばによっては、全く別の意図になることも、理解しておかないととんでもないことになるので、気を付けたいですね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ704号より)
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