2020年6月18日付の「ミレニアル世代向けビジネスメディアのAMP」が、
「ハローページが廃止へ 2021年10月以降の発行が最終版」
という見出し記事を報じていました。
この記事によれば、(一部、筆者が編集)
・NTT西日本およびNTT東日本は、50音別電話帳を廃止する
・2021年10月以降に発行・配布するものが最終版となる
・50音別電話帳(ハローページ)は固定電話番号を調べる手段だった
・携帯電話やインターネット等、固定電話の代替手段が普及した
・通話アプリやSNS等のコミュニケーション手段も多様化した
・個人情報保護に関する社会的意識の高まりといった社会環境の変化もあった
・配布数・掲載数は以前と比較し、大きく減少している
・廃止後は、番号案内(104番)のサービスで調べることが可能
・企業や店舗の電話番号を調べる場合はタウンページを利用
とのことだそうです。
私は、所在地の違う固定電話が2回線あります。
ひとつは、27年前から、もうひとつは、16年前から契約していて、当時は、躊躇なく「電話帳掲載あり」にしたので、今でも私の固定電話番号は検索可能です。
固定電話を契約し、掲載も可にしているので、毎年、決まった時期にハローページが配付されてきます。
しかし、正直、タウンページは稀に見ることがある(それでも1年に1度あるかないか)のですが、ハローページは、20年近く1回も開いたことすらありません。
NTTでは、紙資源の有効利用の観点から、電話帳を回収し、最新版を配付してくれますが、私の場合、たいてい留守なので、古い電話帳が回収されず、しかも使用しないので邪魔です。
私が、ハローページを必要としないのは、
・ビジネスが個人相手ではない
・自宅に配付されるエリアのハローページには調べたい知り合いが掲載されていない
ためです。
生命保険のセールスとか投資や不動産売買といった個人相手のビジネスなら、ハローページは大切な情報源でしょう。
しかし、私はビジネス面では個人はビジネス対象ではないです。また、友人・知人は、固定電話というより携帯番号を知っていればこと足ります。
また、同じマンションや町内会での個人的なつながりが私の場合、意識的に「希薄」なので、ハローページを利用して調べる必要性が無いのです。
では、誰がハローページを必要としているかといえば、
・投資
・融資
・不動産売買
・世論調査
・振り込め詐欺(特殊詐欺)
・・・
ではないでしょうか。
そう考えると、「ハローページの終了」は時代の流れといえるでしょうし、当然の帰結です。
また、ひと昔前は、「固定電話」は、信頼の証になっていました。
社会的には、私のような「ノマドワーカー」はふわふわした存在で、「自宅がでーん」とある証が固定電話でしたので「信用」が高かったのではないかと思います。
しかし、いまは、自宅で固定電話が鳴っても、私は絶対に取りません。
実家に帰省しても、父は昔の人なので鳴っているのに誰も取らないと怒りだしますが(最近は耳が遠いのでそもそも鳴っていることに気づかない)、母は「用事があれば留守電に入れてくれるでしょ」と全く取りません。
それにしても、小学校、中学校のクラスメートの電話を調べるのに電話帳を使った時代が振り返ると懐かしいです。
小学校の時に、友達数人で担任の先生の電話番号を電話帳で調べ、日曜日に電話して訪問したことがあります。
ハローページよ、お疲れさまでした。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ703号より)
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