2020年5月4日の18時に安倍晋三首相が緊急事態宣言を5月31日まで延長することを発表しました。
安倍首相は記者会見で、現状認識として、
・最近3週間の全国の感染者数増加のスピードは着実に落ちている
・直近1週間で感染者数が100人を超えるのは4地区(東京、北海道、大阪、神奈川)
・5地区(岩手、秋田、鳥取、長崎、宮崎)では直近2週間の感染者はいない
・重症患者は4月27日をピークに減少傾向に入った
・患者の多くは入院期間が長期化し医療機関の負荷は現在もギリギリであること
・感染者収束のスピードは期待されたほどではない
・したがって、緊急事態宣言の枠組みを維持する(5月31日までの延長)
といったことを述べていました。
私は、リアルタイムで、安倍首相の会見をテレビで視聴していました。
31日まで延長されることは既定路線として、
・延長することになった具体的数値根拠
・延長期間を31日までとした理由
・どのような数字になったら緊急事態を解除するのかの基準・指標
・延長するにあたっての具体的な経済的支援策
・・・
といったことは最低限、示されるだろう、と期待していました。
しかし、「まったく言っていない」とは言いませんが、ほぼゼロ回答で、予想通りとはいえ、がっかりしました。
会見後にあたまに残ったのは、いつも通りの空虚な「国民の皆様にお詫び」、「延長することは断腸の思い」、「これまでになく厳しい環境に置かれていることは痛いほどわかっている」といった「心のこもっていないことば」でした。
「3000万円の無利子無担保の融資、元本返済5年据え置き、納税・社会保険料の猶予」・・・返済できるあてのない借金は、多くの中小零細企業ができないことは明らかです。
また、この会見では、「新しい生活様式」なるものが示されました。
以下に「新しい生活様式」をまとめると、
◆人との間隔はできるだけ2mあけること
◆外出時、屋内にいる時、会話をする時は、症状がなくてもマスクをつけること
◆「3つの密」を避け、毎朝体温を測るなど健康チェックを行うこと
◆テレワークや時差出勤といった新しい働き方を定着させること
・・・
「飲食店や商業施設」については、
◆症状がある人の入場制限を行うこと
◆複数の人の手が触れる場所を適宜消毒すること
◆休憩スペースで一度に休憩する人数を減らすこと
◆対面で食事や会話をしないこと
・・・
などだそうです。
・・・ん??
すでに、ほとんどの人や店舗などが実施していることです。
こんなことより、「解除の基準を示して~」と記者会見を見ながら、つぶやきました。
記者会見の中で、「5月14日」という日にちが示されました。
「緊急事態措置の対象地域の考え方」として、
1)累積患者数
2)感染経路の不明な患者数
3)PCR等の検査を含む医療提供体制
4)近隣都道府県の感染状況
が挙げられました。
しかし、これも「基準となる数値」がないんですよね。
私がこの会見を聞いて、あらためて痛感したのは、
・事業をする、または、自宅購入にしても、借り入れはしないか最小限にする
・固定費はできるだけ抱えない
・身辺を身軽にした生活を徹底する
・・・と思いました。
新型コロナ以外にも、大地震(関東、東海、東南海・南海地震等)やそれに伴う津波、富士山の大噴火、異常気象による局地的豪雨災害・・・など、私の寿命があと30年あるとしても、 もう若くはないので、資金がかかることに新たにチャレンジしたら、下手をすると身の破滅まっしぐらです。
今後も、適度に運動して体力を維持し、ストレスをためないようにガス抜きしつつ、慎ましく質素な生活を送ろうと思います。
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