2020年3月12日付のスポーツ報知が、
「PL学園卒・桑田真澄氏、救済してあげたいが夏のアドバンテージは違う」
という見出し記事を掲載していました。
この記事は、3月19日から開幕予定だった第92回センバツ高校野球大会が、臨時運営委員会を3月11日に開き、史上初めて中止になることが決まり、「夏の甲子園との共同開催等を望む声」に桑田氏が所見を述べたものでした。
記事によれば、
・(センバツ)は、1942~46年の戦争による中断を除き、史上初めて中止になった
・3月4日には無観客で開催する準備を進める方針を示していた
・主催者は選手の健康と安全を第一に考えて1週間で方針を転換した
・桑田真澄氏は、次のように語った。
「春と夏は別の大会なので、夏の大会に何かアドバンテージを与えるというのはちょっと違うように感じます」
「甲子園出場を決めた選手たちにとっては、本当に残念で悲しすぎると思います」
「今回の決定はコロナウイルスの感染拡大を防ぐための判断です。今の状況を考えると、しょうがないと思います。」
「感染者や医療従事者など、当事者の方々を思いやるとともに、スポーツは世の中が平和であってこそできるものだと学んでほしいです。」
「選手たちの気持ちを考えると、何か救済してあげたいとは思いますが、いい案が浮かびません。」
「ただ、春と夏は別の大会なので、夏の大会に何かアドバンテージを与えるというのはちょっと違うように感じます。」
「体調管理に努めながら、さらに実力を伸ばし、夏の甲子園出場を勝ち取ってほしいです。」
(引用ここまで)
元阪神で盗塁王にも輝いたの赤星氏や元甲子園球児で巨人で20勝投手になった江川卓氏などが夏の甲子園に春の代表校も参加する案などを述べていて、私も、その話を聞いた時には「日程調整や宿泊先、練習場所の確保など問題点は多いけど、いい案かも」と思いました。
しかし、桑田氏の
「スポーツは世の中が平和であってこそできるものだと学んでほしいです」
という言葉は、甲子園に5季連続で出場し、前人未到の通算20勝を上げた先人として重みがあります。
元甲子園球児で現在ヤンキースの田中将大投手は、駒大苫小牧高校の3年生の春に、1学年上の卒業生による不祥事で出場辞退に追い込まれた経験があり、
「なんで、僕らは何もしてないのに、出られへんねん、という葛藤は僕も経験しているので、全く気持ちが分からないではない」
とセンバツ出場が決まっていた球児たちの気持ちを慮ると同時に、
「前例のない状況だからこそ、前例のない処置があってもいいんじゃないか。今回に限っては、特別なことがあってもいいんじゃないかと思う」
と救済処置を願ったそうです。
私にもいいアイデアは、全くありません。
出場予定校には、記念メダルの贈呈や甲子園出場回数としてのカウントには加えて、甲子園の歴史に残していってほしいと思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ689号より)
【好評発売中!】
『ISOの復権 マネジメントシステム認証制度が社会的価値を持つために必要なこと』
(ブイツーソリューション刊)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434262858/bloglogcom-22/ref=nosim/
“できるビジネスマンのマネジメント本”(玄武書房)
https://www.amazon.co.jp/dp/4909566066/
【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】↓
(パソコンでアクセスしている方)