自宅にあるコピー用紙の在庫が減ってきたので、近所のホームセンターに買いに行ってきました。
ホームセンターに寄ったついでに店内をぐるっと巡回してみると、噂通り、トイレットペーパーやティッシュペーパーの売り場が品薄状態になっていました。
ニュース報道では、ドラッグストアやスーパーの開店前に行列ができている映像が流れ、開店と同時にトイレットペーパーの商品棚に買い物客が殺到する姿が映し出されています。
こうした映像を見ると、1974年当時のオイルショックを思い出します。
私は当時、幼稚園児でしたが、買い物かごにトイレットペーパーをたくさん入れている買い物客の姿を映した映像が目に焼き付いています。
2020年3月1日付の毎日新聞の報道で、同志社大心理学部の中谷内一也教授(リスク心理学)が「買いだめ」に至る心理状態について、
『品薄になると耳にした人がいつもの倍の商品を買おうとすると品薄になり、店頭から商品がなくなる。それを目にした人がさらに購入しようとし、社会的な現象になる』
と指摘されていました。
また、
『購入の対象は安くて余分に買っても損しない物、生活に必ず役立つ物ならば、何に向いてもおかしくない』
とおっしゃっていました。
つまり、トイレットペーパーやティッシュペーパーだけでなく、歯磨き粉や洗濯洗剤、ハンドソープなども「品薄になる」との噂がたつと、品薄になり、それをメディアが報道し、社会的な現象になるのでしょう。
このブログは「気づき」や「メディアリテラシーを通じた論理的思考」に関する話題を少し意識して書いています。つまり、このブログに関心を寄せるような、普段は比較的冷静な判断力がある人でも、「日常品」で「ストックしていても困らないもの」かつ「そんなに高額でないもの」が「品薄になるかも」という状態になると、ついついいつもより多く購入してしまう心理状態になるのかもしれません。
話題は変わって、「メディアの報道の影響力」といえば、小中高校の臨時休校を2020年2月27日に安倍総理は突如、発表しました。
2月29日に安倍総理は新型コロナウイルスの感染防止策について記者会見を行いました。
私はこの記者会見をニュースで見ましたが、明らかに用意された文章を安倍総理は読むだけで、その場での追加質問に対する回答はもちろん、追加質問さえ認めていませんでした。
大手メディアの政治部クラブ以外のジャーナリストたちの情報によると、記者会見は
・記者会見での質問受付は、前日の28日午後9時まで
・日本の総理大臣の記者会見とは、事前に質問事項がまとめられている
・事前の質問事項に基づき総理大臣の答弁が決められて答弁書が作られる
・総理大臣は答弁書を読むだけで、それを記者と総理大臣が演じている
・29日の記者会見は、36分で、17分が質疑、19分が安倍総理が原稿を読むだけだった
そうです。
これでは、とてもリーダーシップを発揮しているとは言えません。
用意してもらった原稿を読むだけなら、会見のテーマに対する知識や認識の浅さを指摘されません。
また、メディアも、この「出来レース記者会見の片棒を担ぐ」理由は、官邸がオフレコ情報を政治部記者クラブのみに提供するから、公の記者会見では、無難な質問しかしないし、政権にとってマイナスになるような質疑応答があっても、新聞やテレビではほとんど報道されない仕組み何です。
伊藤詩織さん暴行容疑のTBS元記者が官邸から守られて、逮捕を免れた疑惑がありますが、その理由がよくわかります。
メディアリテラシーが弱い人は、大手メディアが報じることが真実としてしまいますからね。
政権は、大手メディアを意のままにできれば、政権を長く維持できることをわかっているのでしょう。
政権も政権ですが、メディアの役割は、時の政権を監視する役目もあり、これではマスメディアの役割の一部が機能不全と言われても仕方がないですね。
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