天皇陛下が2020年2月21日に天皇即位後初めての記者会見に臨んだそうです。
各メディアの報道では、陛下は、即位から10か月の歩みを振り返り、
・「天皇の一つ一つの公務の重みと、それらを行うことの大切さを感じております」と明かした
・「憲法を順守し、象徴としての務めを誠実に果たしてまいりたい」と決意を語られた
・「常に私の傍らに寄り添い、相談に乗り、公務に共に取り組みながら支えてくれている皇后雅子に、感謝しております」と気遣われた
そうです。
即位後初の天皇誕生日は、残念ながら、恒例の皇居での一般参賀と記帳が、新型コロナウイルス感染拡大を受け中止となりました。
来年の天皇誕生日の一般参賀と記帳には、相当数の参列があるのではないかと思います。
さて、話題は変わりますが、2月22日の報道で、「千葉市の公立中学校の60代女性教師が新型コロナウイルスに感染している」ことが分かったそうです。
報道では、
・60代の女性教師は市内の中学校で2年生の国語を担当している
・2月12日に医療機関を受診しましたが、風邪と診断された
・2月13日と14日は学校で試験監督をし、17日からは事務作業で出勤した
・2月19日に早退して県内の病院に入院し、21日に陽性と判明した
・女性は発症前2週間に海外への渡航歴はない
・また、肺炎患者との明確な接触も確認されていない
・千葉市は、女性が勤務している中学校を2月26日まで休校とし、消毒作業などを実施する
そうです。
テレビ報道では、この中学に生徒が通っている保護者がこの教師を非難するインタビューシーンがありました。
保護者の気持ちはわからないでもないですが、この女性教諭に責任はありません。
ここ最近、海外渡航したことはなく、風邪症状で医療機関に受診し、「風邪」と診断されたので、出勤いていたわけで、落ち度はありません。
仮に非難されるとすれば、女性教諭を診断した医療機関の医師です。
しかし、ウイルスに感染していても、体内のウイルスが少なければ、発症しないそうなので、2月12日に医療機関を受診時点では、ウイルスチェックをしても陰性だったかもしれません。
報道では、2月21日時点で、国内感染者数は728人となり、世界的には、中国に次いで2番目に感染者数が多い国となりました。
お隣の韓国は、450人弱ですから、人口比でいえば、日本より感染者率は高いと考えられますが、数字の上では、中国以外では1番多い感染者数なので、日本への渡航を自粛要請している国も出てきているそうです。
このような事態について、政府対応の初動対応の不備を非難する声が上がっています。
私も、政府対応はまずい部分があったと思いますが、別の見方をすれば、日本は皆保険制度なので、「風邪症状=医療機関受診」が常識なので、「多くの感染者数が発見されている」のではないかと思います。
国によっては、「風邪は自己免疫力で治すもの」、「風邪程度では薬が処方されない」ようなので、「風邪になったら医療機関を受診する」という日本の常識がない国もたくさんあるわけです。
つまり、世の中的には「新型コロナウイルスに感染していても医療機関を受診しないために感染者数の数字にカウントされていない人」がどの国にもいるわけです。
誤解を恐れずにいえば、日本の国内感染者数は、「比較的精度が高い感染者数」であって、「他国の感染者数は、実感染者数を高い精度でカウントしているわけではない」のではないかと思います。
しかし、風評被害的に「感染者数」という数字は、世界からのイメージをどんどん悪くしています。
世界中が、日本に対して大バッシングする気になれば、あっという間に「東京五輪中止」という事態になるでしょう。
変な話ですが、中国で今年、五輪が開催される年だったら、新型コロナウイルスの感染者数は、めちゃくちゃに少ない数で公表していたのではないかと思います。
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