2020年2月17日に、3月1日に開催される東京マラソンの一般参加者の出走が中止になったことが主催者の東京マラソン財団から発表されました。
数日前から「東京マラソンの規模が縮小になるのではないか」とランナー仲間では噂になっていましたが、まさか、エリートエントリーだけの大会になるとは、少々驚きです。
感染症学者の中には、スペイン風邪が流行った時の死亡率が2.5%で、今回の新型ウイルスの死亡率が現時点で2%だから、過剰に過敏になる必要はない、という見解を述べる方もいます。
しかし、日本の場合、今年は東京五輪がありますので、今後、コロナウイルス感染者が、急増したら、五輪開催自体が危なくなるので、東京マラソンの一般参加者の中止はやむを得ないかな、と思います。
マラソン大会や天皇誕生日の一般参賀が中止になった理由として、長時間、満員電車の中のように密集した場所に人が集まるため、新型ウイルスに感染した人が居たら、感染者が広がる恐れがあるからでしょう。
確かに、エリートランナーは、スタートの5分ほど前に整列して、号砲でスタートしてしまいますが、一般ランナーは、「スタート位置の場所取り」もあるので、1時間以上前から並び始め、少なくとも4~50分間は満員電車状態の環境で号砲を待ちます。
科学的には、「スタート整列時のマスク着用」で飛沫感染は防げると思いますが、仮に感染者が発生した場合、発生源をたどることが困難になるので、時節柄、「一般参加者の出走中止」の判断は仕方がないことでしょう。
気になるのは「来年の出走権」です。
東京マラソンは、ご存知のように、当選倍率が10倍以上です。
したがって、「2020年が初当選」という方も多いでしょう。
ちなみに、私も2020年大会に当選していました。当選は2回目で、確か6年ぶりの当選です。
一部報道では、「参加料は必要だが来年の出走権は保証される」らしいです。この報道が正しいなら、私にとっては、ありがたいですが、2020年の出走権を持つランナーの何割が、2021年にエントリーするかわかりませんが、仮に出走権のあるランナーの8割が2021年大会にエントリーしたら、2021年の出走権は2割分しかなく、単純計算で当選倍率は50倍に跳ね上がります。
また、名古屋ウィメンズなどその他のマラソン大会へも「東京マラソンに右に倣え」で4~5月までは追随しそうですね。
あと、ネットで話題になっているのが「不急不要の外出は控えましょう」の「不急不要」の意味です。
厚労省によると、
・人の集まる場所にはできるだけ行かない
・延期できることは延期する
といった行動を国民に呼びかけているようです。
そう考えると、感覚的には、「かなり出かけない基準は緩い」ように思います。
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