組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。
このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。
今回のテーマは、「マネジメントシステム規格の解説」について。
常識的な話ですが、ISO認証審査においては、審査の公平性確保の観点から「コンサルティング」は禁止されています。
ここでいうコンサルティングとは、具体的な方法論を示すし、誘導する行為です。
具体的な発言で捉えると、
「〇〇手法で管理しないと審査には適合しません」
「貴社のケースだと××のようにやるのがベストです」
といったものです。
ただ、「具体的」と言っても、
「一般的に公知されている方法論を複数例示として挙げる」
ことは、コンサルティング行為とはされていません。
つまり、いくつかの選択肢を例示し、組織が「こんな感じで取り組めばいいんだ、何が自社に合っているかは、後々検討してみよう」という状況作りや「なるほど、こういうことか」と気づきを得るような審査中のやり取りは、基本的には問題ありません。
また、「マネジメントシステム規格の要求事項を解説」することも、全く問題がありません。
むしろ近年では、「規格の説明をしない審査員」は、顧客アンケートでの評価が著しく低いことになります。
話はそれますが、仕事でも、スポーツでも、日常生活でも、人は「どうやったらいいんだろう」と悩む場合、「自己解決」を図る場合を除いて、詳しい人や経験者にアドバイスを求めます。
その際に、自分自身を理解している人は「この方法は私に合っている」、「この方法は一般的には効果があるようだけど、私には向いていない」と取捨選択する能力があります。
もちろん、「信じる者は救われる」状態で「信頼できる指導者に、盲目的にアドバイスに従う」という人もいるでしょうけれど、その方法がピタッとはまらない限りうまくいかないでしょう。
(後編に続く)
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ656号より)
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