言わずもがなですが、「ビジネスの世界は栄枯盛衰」だな、と思います。

201910月に「そごう・西武」が、約1300人の人員削減を実施し、「西武大津店」「西武岡崎店」「そごう徳島店」「そごう西神店」「そごう川口店」の5店舗を営業終了し、「西武福井店」と「西武秋田店」の2店舗は営業面積を縮小すると発表しました。

総合デパートの経営不振は、そごう・西武に限らず、全国的な流れですが、幼少期に、デパートの屋上のミニ遊園地やレストラン街に連れて行ってもらうのが楽しみだった世代としては、寂しいし、時代が変わったんだな、と実感します。

 

私は、アパレル業界については疎い方ですが、2001年度2018年の売上規模を比較すると、2001年のアパレル業界上位20社で経営破綻した会社はないそうですが、イトキン、レナウン、三陽商会といった20位以内にいた10社は、20位以下に大きく順位を落としているそうです。

三陽商会については、2015年にバーバリーのライセンス契約を終了してその後、後継ブランドを育てられていないことが経営不振の大きな要因と言われています。

 

大手ブランドのライセンス契約やフランチャイズ契約、代理店契約といったビジネスは「永遠ではない」とつくづく感じます。

私が、仕事を通じて訪問する組織には、産業機器でいえば、東芝、三菱、日立・・・といった大手メーカーの販売代理店として創業5060年経過した組織がいくつかあります。

しかし、総じて「そのまま販売代理店としての経営を継続している」ケースは殆どありません。

 

顧客ニーズの変化(例:機器のメンテナンス、設置工事、省エネ機器の提案といった単なる販売以外のニーズ)、あるいは、もともとメーカー側の戦略(例:自社機器のシェアを伸ばすために代理店を募り将来的には自社直営店舗への切り替え)だったのかはわかりませんが、機器の販売以外の業務を展開していかなければ、生き残れていません。

 

先日訪問したある組織(設備機器の販売、設置工事、機器製作等)は、もともと「メーカーの販売代理店」的な位置づけで創業したのですが、「ワンストップサービス」を標榜し、工事業、機器の設計・製造業と事業範囲を拡大していったそうです。

直近の10年間で、売り上げ規模が10倍以上に成長しているので、すごいことです。

この組織に限らず、私の関わった組織で急成長を遂げている企業は、

・経営者に明確な経営方針がある

・経営者が自分の詳しくないことは他の仲間に任せようという姿勢がある

・一緒に頑張ろう!と呼び掛けて仲間(社員、協力会社)になる人脈がある

・良い人脈がさらに良い人脈を生むような人を採用している

・勢いがあるので能力、やる気のある人が集まる

というパターンになっている傾向があります。

 

逆に、私目線ですが、リスクは、

・業務に関する法律上の知見が不足し、罪の意識なくコンプラ違反を犯している

・自社製造、施工比率が下がり協力会社を使うケースが増え管理が不十分になる

・品質、安全、環境、労働条件などにおけるリスク想定とその対応手順が不十分となっている

・間接業務の資源配分が不十分になり、ミス・ロスが増える

といった点が挙げられます。

 

こうなる前に、マネジメントシステムを導入した組織経営者は先見の明があると思います。

ただ、現実には「いけいけどんどん」の時は、なかなか「マネジメントシステムの強化」という意識が希薄している経営者が殆どだな、と思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ671号より)

 

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