2020年1月9日にNHK総合で放送された「所さん!大変ですよ」で、
「売り上げ急増!? カニカマ大人気の謎」
と題したカニカマ特集をやっていました。
私の感覚では、2018年ぐらいから、カニカマについて、テレビ朝日系列の林修先生出演「今でしょ!講座」では、「カニかまの健康パワー」が、NHKの「あさイチ」では「食べるだけで筋肉が付いてトレーニング無しでマッチョになれる」といった特集が相次いで取り上げられ、巷ではブームになっていました。
私自身もご多分に漏れず、これらの番組を見て、そういえば、最近、自宅ではカニカマを食べていなかったよなぁ、と気づき、急に食べてみたくなって買いに行った人間です。
近所のスーパーのカニカマコーナーには、高齢者の買い物客同士が集まっていて「これ、昨日、テレビでやっていたよね」などと言いながら、複数のパックを買い物かごに入れていて、私が買おうと思った時は、お手頃価格のカニカマは売り切れていて、「焼きガニ風味」とか少々凝ったやや価格が高い商品しか残っていませんでした。
冒頭の「所さん!大変ですよ」では、
・カニカマは、能登の食品加工会社スギヨが昭和40年代の後半に開発した
・もともとは、人工クラゲの開発中に失敗作としてたまたまできたものがカニカマだった
・カニカマ製造装置メーカーの注文は例年の3倍
(NHKでは社名は出なかったが、おそらく製造装置メーカーはヤナギヤ)
・フランスでは「SURIMI」という名前でスーパーで売られている
・ヨーロッパのカニカマは、殆どがリトアニアで生産されている
・世界で一番カニカマを食べている国は、フランス
・日本のスーパーでは、鮮魚コーナーに配置されている商品もある
・取材したスーパーでは、カニカマが以前は20アイテム程度であったが現在は50以上ある
・・・
といったことを紹介していました。
専門的なことはわかりませんが、おそらく、カニカマ製造装置には、多くの特許があるでしょうし、カニカマを生産する日本の各食品会社もカニカマ関連の製法特許を取得しているでしょうから、ヨーロッパをはじめ世界各国でカニカマが「健康食品」として大ブームであるならば、日本企業に特許料など莫大な収益があってもよさそうですが、きっとそのような仕組みにはなっていないのかもしれません。
個人的には、回転寿司屋さんに行くと、必ず注文するのが「カニカマを使ったカニサラダ軍艦巻」です。
寿司好きの友人と食べに行くと「邪道だ」と小馬鹿にされることがあるので注文を控えていますが、おひとりさまの「孤独のグルメ」の時は、ほぼ必ず注文しています。
調べていると、スペインではカニカマのアヒージョが定番化しているそうです。
ホンモノの「カニ」だと、アレルゲンの問題が生じますが、カニカマの主原料であるスケトウダラには、魚卵由来のアレルゲンの可能性がありますが、食品会社では開発段階や製造段階で定期的にチェックしていますが、たいていは、ほぼない(気にするレベルではない)ので、安全安心の食材です。
さすがに、日本のお店でアヒージョにカニカマが入ったものは、まだお目にかかったことがありませんが、近年のカニカマブームを考えれば、アヒージョやパエリア、ピザなど、本来、カニが使われているべき料理に、カニのフェイクではなく「カニカマ」としてどんどん使用されるようになるのかもしれませんね。
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