お正月のテレビ番組は、当然ですが、特番ばかりです。
面白い番組もあるのですが、放送時間が長いので、視聴するかどうか、非常に迷います。
「何もすることがなく、テレビでも見てのんびり過ごすか」
という心境の時なら、だらだらと視聴してしまいそうですが、仕事で気になっていることがあると「時間がもったいない」という気持ちがつのって「思い切って見るのをやめよう」という選択になります。
2020年の3が日のテレビは、ニューイヤー駅伝、箱根駅伝は、ほぼ視聴してしまいましたが、それ以外で見た番組は、「出川哲朗の充電させてもらえませんか」のみ。
駅伝の放送時間が長いので、「テレビばっかり見ているじゃん」と言われそうですが、家に引きこもっていた割には、テレビを観ませんでした。
話題は全く変わりますが、長時間テレビを見ていると、いつのまにか、フレーズが頭の中にすり込まれたり、タレントさんの一瞬の表情が脳裏に刻み込まれるコマーシャル(CM)があります。私の中でこうした「2020年お正月に特に印象に残ったナンバーワンCM」は、自動車メーカーの「スズキ スイフト」です。
ポイントは、
・「嘆かわしい」のフレーズ
・「・・・とか言うんだよ」のタレント(山田杏奈さん)の表情
です。
《山田杏奈さんが出演するSUZUKIのスイフトのCM》
https://www.youtube.com/watch?v=45pQwzRq_ds
CMを見ていただければ、説明するまでもないですが、「15秒間」の展開としては、
・スマホで車のサイトを主役(山田杏奈さん)が見ている
・男友達がスマホをのぞき込んで「車ってどれも同じに見える」とつぶやく
・その場面を思い出しながら、父と娘(山田杏奈さん)で「嘆かわしい」という
・車(スイフト)の特性(走り爽快コンパクトなど)と走行映像を紹介
・父と娘で海岸沿いの道をドライブする
・助手席で娘が「これでしょ」と視聴者に向かってつぶやく
という流れです。
CM自体は、2019年9月から流れているようですが、短時間に何回も流れると、さすがに頭に残ります。
また、前述したように「山田杏奈さんの表情とフレーズ」が気になって、世間の人は、どんな印象を持っているんだろう?とチェックしたくなります。
そこで、Twitterで、「スイフト、CM、嘆かわしい」をチェックすると、
「スイフトのCM 嘆かわしい〜 が気に入っている」
「スイフトは良い車だし山田杏奈も可愛いと思うが、嘆かわしい〜ってあのCMは嫌い」
「スイフトのCMで、父娘で 「嘆かわしい〜」 って二人で言うの結構好きだな」
「スイフトのCMの「嘆かわしい〜」ってやつ見る度に、何とも言えないむず痒い不快感」
・・・
といった「つぶやき」がたくさん出てきます。
アンチ派のつぶやきを整理すると、
・「嘆かわしい」っていう言葉の選択がおかしい
・「嘆かわしい」は友達に使う言葉ではない
・「嘆かわしい」は、車に関心が薄い人を小馬鹿にしている印象がある
といった点がポイントのようです。
辞書で【嘆かわしい】を調べると、
・悲しく情けなく感じられる
・残念に思う
とあります。
つまり、このCMのストーリー展開としては、「スイフトの良さがわからないなんて残念だ」と父娘がつぶやくシーンなので、「嘆かわしい」は言葉の用法として間違っていません。
たぶん、日常的な場面で考えれば、「娘が友達とのシーンを回想した後」のお父さんの反応は「そうなんだぁ、それはスイフトの良さが○○くんには伝わっていなくてもったいないね」と娘のボヤキをなだめるのが普通の日常会話でしょう。
したがって「父と娘で車に無知な友達を“嘆かわしい”とぶった切るのは何事だ」というのが、アンチ派の感情なのでしょう。
マーケディング戦略や宣伝・広告に関する知見が私は乏しいので、しっかりとした分析は出来ませんが、このCM、結果的には「嘆かわしい」とつぶやくフレーズにインパクトがあって、スイフトの宣伝効果としては、成功だと思います。
もちろん、賛否があるので、「否」が多すぎると、メーカー、車種、タレント・・・に対して大きなマイナスですが、「否」を気にし過ぎて万人受けする内容だと、印象も薄くなるので、「この車の特徴って何?調べてみよう!」、「スズキの販売店に行ってみよう!」という動機づけになることは間違いありません。
車を購入する立場で考えると、「莫大なCM制作料が車の価格に付加されている」と考えると「嘆かわしい」(笑)のかもしれませんが、メーカーやCM制作者、出演タレントにとっての「宣伝効果は大」といえるのでしょうね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ679号より)
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