2020年1月8日、日本を脱出してレバノンでお正月を過ごした元日産自動車会長のカルロス・ゴーン氏が、記者会見を行うそうです。
噂では、日本メディアは会見場から締めだされるとはなしなので、海外通信社経由で会見の様子は、各メディアとも準備をしているのでしょう。
会見時間は、日本時間の22時ごろのようなので、その時間は、テレビ朝日系列の報道ステーション放映中です。
どんな会見になるのか、夜を待ちたいと思います。
旧聞に属する話ですが、あらためて、ゴーン氏の「出国」を振り返りたいと思います。
・12月28日まで、日産自動車が手配した警備会社が付いていた
・警備が解除された翌日の12月29日の午後2時半に外出し男性2人と合流
・ゴーン氏含めて3人で品川駅から新大阪駅に新幹線で移動
・新大阪から関西国際空港まではタクシーで移動
・関西国際空港付近のホテルにチェックイン(3人)
・大型の音響機器に隠れてホテルを午後11時過ぎにチェックアウト(2人)し空港へ
・プライベートジェット専用の施設、保安検査場を経由して機内へ
・日本を出国(出国記録なし)し、トルコを経由してレバノンへ
各メディアの報道によると、ゴーン氏のブレーンは、日本の空港の保安体制をチェックし、関西空港のプライベートジェット専用の保安検査場の検査装置が大型機器に対応していないことをみつけたそうです。
つまり、「保安検査場の穴」を見つけたことから、「日本出国」は、「荷物に隠れて機内に潜入」し、入国時は、複数所有していた正規のパスポートで入国するという方法での「脱出」を計画したのでしょう。
ゴーン氏が日本を出国したという速報ニュースが入った時に、私が真っ先に頭に浮かんだのは、1999年7月23日に発生した全日空61便ハイジャック事件です。
この事件は、一橋大学を卒業し航空会社を就職先としたが就職できなかった犯人(JR貨物に就職)が、「羽田空港の保安検査の穴」を指摘する書簡を航空会社に送ったが、なしのつぶてで、実際に実践した事件です。
この事件以降、保安検査体制が各航空会社とも強化されていたはずでしたが、プライベートジェットの世界は、一般人の発想では盲点でした。
そもそも、保安検査は、不特定多数(搭乗名簿はあるが偽名でも搭乗できる)の搭乗者が、機内に何を持ち込むかわからないから、しっかり検査しています。
しかし、プライベートジェットの場合は、搭乗者が限られていて、身元も明らかなので、そもそも「そこまで厳重ではない」そうです。
また、厳しく過ぎると「日本の航空会社は細かすぎる」と敬遠されるので、経済活動の観点からも一般より緩いようです。
今回のゴーン氏の「脱出」で、お金持ちの人は、不法行為を起こしても、いざとなれば何でもできることを世界の人が知ってしまいました。
私の今後の予想ですが、
・ゴーン氏が日本の司法制度の問題を記者会見で訴えても、思ったより世界の反応は鈍い
・税法的には「微妙」でも、世界各地に私邸を設置したのは事実で「私腹を肥やした」イメージは定着した
・日本の「人質司法」の基本原則は、すぐには大きく変わらない
・警察の取り調べに弁護士が付けられない点は今後変わるかも
・日本政府としては、三菱自動車や日産の「ルノーの子会社化」が阻止できたので、目的は果たしたので、静観していそう
・・・
と予想します。
さて、どうなることか、今後の動向に注目です。
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