組織の品質マネジメントシステムと環境マネジメントシステム(ISO9001と14001規格)が2015年に改訂されました。
下世話な話ですが、一般的に、マネジメントシステム規格が改訂されると、コンサルタントは商売になります。
・改訂された規格の概要説明会
・改訂に伴う組織のマネジメントシステムの改訂に関するコンサルティング
・内部監査員に対する追加の教育
などです。
また、これらの依頼で組織に訪問すると、組織に新たな課題が発生していて、その課題解決に関するアドバイスなどの依頼が併せてされることがあるからです。
ただ、個人的には、規格の改訂にともなう積極的な営業活動をしませんでしたので、「規格が改訂されても、かつてのクライアントさまからのコンサル依頼は思ったほどないなぁ」と感じていました。
しかし、改正された規格の認証移行期限が2018年9月と1年半を切ったこともあり、今になって(笑)依頼が増えてきました。
ひさびさに訪問してみると、かつての事務局を担当されていた職員の方や部長さんはすでに定年退職されていたりします。
私は顔を覚えていないのですが、相手が「先生の講習会を受けたことがあります」と覚えていてくれたりして、なんだかありがたい話です。
さて、このような経緯である会社に訪問しました。
その会社の一部のサイトが、市街地から外れた田舎にあるので、雑談トークで「この建屋のし尿を含めた雑排水は、浄化槽で処理しているんですか?」という話になりました。
ちなみに、「浄化槽」とは、
水洗式便所と連結して、糞および尿と雑排水(生活排水)を処理し、浄化して、下水道以外の側溝などに排水するための設備です。
側溝など排水経路が整備されていない地域では、浄化槽で処理した排水を下水浸透桝(ます)で地下浸透させる場合もありますが、いずれにせよ、「浄化槽」があると思っていたのです。
すると、その建屋の排水は、直接、下水浸透桝から地下浸透させているそうなのです。
技術的なことはわかりませんが、感覚的には、常駐職員は少ないし、シャワー室など大量に水を使用することもないので、下水浸透桝が飽和することはしばらく(10年単位?)ないでしょう。
また、お聞きすると行政からも、その建屋がある一部の地区については、浄化槽の設置は義務付けられていないそうです。
しかし、下水道網が発達し、下水道のないところでも衛生面だけでなく環境保全の観点から浄化槽の設置が普及した今、「排水が直接、下水浸透桝を通して地下浸透させる」方式は、かなり久々に見ました。
ちなみに、その会社は、品質マネジメントシステム適用の会社で、環境は今後準備するという会社です。
法令や条例上は問題ないようですが、その建屋での業務量が増えた場合または10数年後には、下水浸透桝の土壌の水分吸収が飽和する、あるいは、ヘドロ化して地下浸透しにくくなるリスクがあるので対策を検討することを助言してきました。
それにしても、月並みですが、企業経営する際は、考慮することが山のようにあり、人や設備を使って仕事をするのは、なかなか大変なことだな、とつくづく思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ541号より)
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