2019年10月22日は、「即位礼正殿の儀の行われる日」。
言わずと知れた、今年限定の「国民の祝日」です。
恥ずかしながら、8月ぐらいまで、今年の10月22日が「祝日」であることを私は、認識していませんでした。
令和天皇さまの即位の日が祝日になることはニュースで認識していましたが、それがいつなのか、私の認識から「ずぼっ」と抜けていたのです。
仕事の打ち合わせをしている時に、「10月22日は祝日ですよ」と相手の方に言われ、気づいた次第です。
さて、即位礼正殿の儀ですが、安倍晋三首相の万歳三唱のかけ声のシーンだけは、テレビ中継を見ました。
世界各国にもこの儀式の様子は放送されているでしょうから、世界の人はどのように受け止めているのだろう、と思います。
世界の反応が報道になるのを待ちたいと思います。
全く話題は変わりますが、気になったニュースは、プロ野球の「沢村賞が19年ぶりに該当者なし」となった件です。
ご存知のように沢村栄治賞は「シーズンで最高の先発完投型投手」を表彰するものです。
選考基準は、
・登板試合数 - 25試合以上
・完投試合数 - 10試合以上
・勝利数 - 15勝以上
・勝率 - 6割以上
・投球回数 - 200イニング以上
・奪三振 - 150個以上
・防御率 - 2.50以下
の7項目。
そして、2018年度より、7回で自責点3点以内「日本版クオリティー・スタート」を補則項目としています。
報道によると、最終選考に残った2人は、ジャイアンツの山口俊投手とファイターズの有原航平投手。
山口投手は、完投数、投球回数、防御率の3項目、有原投手は、完投数、投球回数、登板数の3項目を満たしませんでした。
山口投手、有原投手ともに満たさなかった項目は、完投数と投球回数。
そもそも、今シーズン、200回に達した投手はおらず、完投数もセパ両リーグでカープの大瀬良大地投手の6試合が最多だったそうです。
選考委員長の堀内恒夫氏は、(スポーツ報知の記事より引用)
「あちらは(レギュラーシーズンの)162試合を、日本より遅く始めて早く終わっている。それだけ連戦が多い。だから先発は100球で中4日じゃないと回らない。日本は100球で1週間空く。それはおかしいんじゃないかと私は感じている。米国(100球で中4日)は合理的なシステムだが、それをはき違えて導入していることに抵抗を持っている」と、中6日が基本となっている現在の日本球界の“過保護”ぶりに苦言を呈した。」
(引用、ここまで)
と記者会見で語ったそうです。
「肩は消耗品という考えが定着した」、「投手分業制になった」、「時代が変わった」・・・などと言ってしまえばそれまでですが、確かに、プロ野球の試合数は、1996年までが130試合、その後、135試合、140試合、144試合などと変遷し、現在は143試合です。
つまり、単純に考えれば、試合数は増えていますが、投球回数に達する先発型投手は減っていますので、堀内氏の指摘するように「過保護だ」という指摘は当てはまります。
また、中4日が基本の大リーグと違って、プロ野球は中6日が基本ですから、「100球で交代させる必要はないだろう」という指摘もその通りでしょう。
少し話はそれますが、その割には、日本のプロ野球は、中継ぎ(セットアッパー)投手は、年間60試合とか、結構、酷使するんですよね。
セットアッパーとして活躍し、現在は引退したドラゴンズの浅尾拓也投手やジャイアンツの山口鉄也投手は、セットアッパーとして大活躍しましたが、短命に終わったのは、「酷使」が原因ではないかと素人的には感じます。
2018年の選考から「日本版クオリティスタート」が、補足項目として加わりましたが、「完投数」が今後減っていくのは、現代野球の特性としてやむを得ないとしても、登板数、投球回数といった項目は、基準を下げないで欲しいな、と思います。
沢村賞は「最高投手賞」ではなく、あくまでも「先発完投型投手」の特別賞ですから、「該当者なし」であってもいいと思います。
しかし、現実的には、今後「該当者なし」という年が増えるんでしょうね。
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