宮崎県美郷町のふるさと納税の返礼品の「黒毛和牛」を受け取った人が「殆ど脂身だった」とSNSに投稿し、美郷町では寄付者に対し、謝罪するとともに代替品を発送したり、返金したりする対応を行う騒動になっているそうです。
2019年10月9日付のテレビ宮崎によると、
・ 「ほとんど脂身」の牛肉が発送された問題で、 受け取った寄付者が10人に上った
・ 問題となった返礼品は、1万円の寄付に対して贈られる「黒毛和牛の薄切り800グラム」
・この返礼品は2019年7月以降40人に発送された
・連絡のついた39人のうち、他にも9人に「脂身が多い肉」が発送されていた
・この肉を加工発送したのは宮崎市の業者(新垣ミート)
・業者によれば「本来 廃棄すべき部位を梱包してしまった」と話している
・美郷町は、この業者が取り扱う返礼品27種類について、全て受付を中止している
そうです。
この騒動に対して、ネットでは、多くの人が「詐欺レベル」と感じたようで、
「これ、お肉売り場で無料で配布している脂身ですよね」
「とんでもないものを掴まされましたね。肉を成形するにあたり邪魔になる牛脂部分をパック詰めしただけのような感じ」
「ふるさと納税返礼品でこれ程やらかすとは…業者は美郷町を潰したいのかな?」
「価値が見出せません。用途ラードくらいですよ。こんな物が返礼品とは…」
といった声が上がっていました。
テレビ宮崎の報道では、「なぜ脂身だらけの肉を発送してしまったのか」について、「本来廃棄すべき部位を梱包してしまった」という業者の弁明をあっさりと報じていますが、色々調べてみると、業者は、
・問題があった加工日は、検品作業者が不在で、肉をカットした人が梱包し検品をしていた
・肉に霜が付いていて、脂身だらけであることに梱包作業時に気づかなかった
といった説明をしているそうです。
仮に、業者に弁明を100%信じる(要は、故意ではなく過失)とした場合、
・業者に検品手順はあったのか
・業者の検品手順は守られていたのか
・検品作業者が不在時の対応手順は確立していたのか
といった点が気になります。
また、こうした点の有効性が確認されない限り、また、同様の問題は発生してしまうでしょう。
ちなみに、宮崎県美郷町のウェブサイトを確認すると、2019年10月9日付で、
「お詫び ふるさと納税の返礼品について」
と題したお詫び文が掲載されています。
http://www.town.miyazaki-misato.lg.jp/item/4528.htm#ContentPane
このお詫び文によれば、「このようなことが発生しないよう、原因の究明を行い、対策を講じる所存」と明記していますから、美郷町には、「原因究明と再発防止策」について、ぜひ、ウェブサイトで公表して欲しいものです。
食に関する返礼品は「食べてしまえばなくなる」ものなので、送られてきたものの検証が困難です。
したがって、美郷町と問題となった業者は、しっかりとした対応をしなければ、「脂身だらけという問題以外にも、もしかしたら、黒毛和牛ではなく、安価な肉を送りつけられていたのかもしれない」という納税者や一般消費者の疑念に繋がります。
美郷町と業者の対応に注目したいと思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ667号より)
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