2019年9月16日のFNNニュースが、
「停電の復旧見通し 最も時間かかるエリアが大幅増」
とう見出しの報道をしていました。
報道によると、
・東京電力は、復旧までに要する期間の見込みを3段階に分けている
・段階は、9月16日まで、20日まで、27日まで
・最も長くかかる27日までにあたるエリアは、22の市と町で、かなり広範囲
・この見通し公表の2日前の13日の時点では、27日までのエリアは、南部の4市町だけだった
・大幅に増えて理由について、東京電力は、新たな被害が判明したことなどを挙げている
・今後も天候や作業状況によって、復旧の遅れが心配されている
ということのようです。
結果論で恐縮ですが、東京電力の停電復旧の見通しの甘さには、驚きます。
台風が東京湾を通過したのが、9月9日の早朝ですから、1週間たちますが、自治体全域で全面復旧する時期が、
・千葉県の市町村数:54
・すでに全面復旧:22
・16日までに全面復旧:2
・20日までに全面復旧:8
・27日までに全面復旧:22
という状況で、自治体数だけで捉えると「全面復旧していない自治体が6割」もあるわけです。
東京電力、千葉県、各自治体など、関係者のみなさまが、不眠不休で復旧に向けて頑張っているところ、申し訳ないですが、素人的に、ざっくりと「復旧見通しの遅れ」の原因を考えてみると、
・東京電力の被害状況の把握がずさんであった
・天災など災害に対する電力設備の復旧ノウハウが伝承されておらず未熟だった
・停電の原因となる倒木対策がずさんであった
ということに尽きるでしょう。
被害状況の把握ですが、当初の復旧見通しより、どんどん遅れていますが、被害把握のプロセスは適切だったのでしょうか。
ざっくりした被害状況は、台風通過後にヘリコプターを飛ばし、上空から分析することも可能でしょう。
また、千葉県は台風被害が比較的少ない地域なので、東京電力に広範囲にわたる被害に対する復旧経験が浅いということが考えられます。
台風のメッカ、沖縄では、電柱が今回の千葉県のようにボキボキ折れるレベルの被害はよくありますが、こんなにも復旧に時間が掛かったという話は聞いたことがありません。
おそらく、台風被害における復旧手順が相当緻密にあるのでしょう。
さらに停電の原因として大きい「倒木被害」ですが、「杉のミゾグサレ病」が指摘されています。
私の実家のある自治体は、停電から3日後に全面復旧しましたが、台風後に杉の木の倒木箇所が多数あることを知人から聞きました。
結果論ですが、こうした「倒木による停電予測」は、東京電力は、不十分だったでしょうし、対応計画があったかどうかも検証していくべきでしょう。
マスメディアの報道では、9月に新しく経済産業大臣に就任した菅原一秀氏が、被災地を訪問し電柱の強度基準の見直し検討などを住民に約束しているシーンが報じられていました。
それも大事ですが、農水大臣に就任した江藤拓氏は、国交省など他の関係省庁と連携して、倒木によるインフラの危険地帯(電力、鉄道、道路)の整備に尽力を尽くしてほしいものだと思います。
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