(その1の続き)

 

一時的サイトの訪問の必要性とサンプリングの程度は、ざっくりいえば、

 

「訪問しないことで認証の信頼性が損なわれる」

 

「組織のMS上の問題が発生した場合、訪問審査していないことがリスクとなる」

 

という点を考慮して、訪問の有無と頻度を決めてください、ということです。

 

私の個人的感覚では、認証機関は、一時的サイトの訪問の必要性とサンプリングの程度について、

 

・建設業やビルメンの清掃現場は、審査プログラムで一時的サイトを明確にしている

・保険サービスや塾の個別指導、冠婚葬祭業など個人向けサービスは審査できないとしている

・ガス漏れ検査、水道メーターの検針業務など作業時間が数分の業務は一時的サイトとしていない

・総合建設業の場合、工種レベルまでは計画していない

・工期が数か月以上ある現場事務所のような建屋があるケースのみを一時的サイトとしている

・年単位で契約している清掃・警備現場の詰め所があるケースのみを一時的サイトとしている

・数時間以内の作業現場について「一時的サイトの定義にはあたらない」としているケースがある

・一時的サイトは明確にしていても、訪問の必要性は、手順書または案件ごとに明確に決めていない

・一時的サイトのサンプリングの程度について「リスクに応じた」の定義や手順がない

・認証範囲に、建設施工現場、機器の修理現場など産業分野の違う現場が複数ある場合、全てを審査プログラムに入れていない

・・・・・

 

という感じがします。

 

訪問の必要性は、

「管理に失敗するリスク」

 

サンプリングの程度は、

「活動の規模及び種類、進行中のPJの各種段階、力量の必要性、サービスの多様性を代表する」

 

とあるのですが、これらを定量的に明確にしている認証機関は、皆無ではないでしょうか。

 

・力量のある人が審査プログラム作成の責任者です

・力量のある審査員がその組織毎に必要性を判断しています

 

といった説明で、MD5の規定を乗り切っているように感じます。

 

「一時的サイト」の「サイト」にこだわりを持ち、「移動販売や数分~数時間の業務は一時的サイトではない」として、「審査プログラムで考慮すべき対象でない」と考える機関もあるようなので、「サイト」と呼びことに抵抗があるなら「常設サイト外業務現場」でもいいので、まずは、

 

・組織毎に「常設サイト外業務現場」が存在(発生の可能性を含めて)するか

 

を整理する必要があるでしょうね。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ659号より)

 

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