名古屋市が市営地下鉄の駅名変更を検討しているそうです。
駅名変更の検討に上がっている駅は、
・市役所駅
・伝馬町駅
それぞれ、「名古屋城」、「熱田神宮」が入った名称になるようです。
経緯としては、観光名所である「名古屋城」、「熱田神宮」へのアクセスのわかりにくさだそうです。
実際、観光案内所には、外国人観光客から名古屋城へのアクセスの問い合わせが多いそうです。
また、名古屋市長の河村たかし氏は、
「何十年前か知りませんけど、やっぱり役所が中心だったんですよ。残念なことに」
「リニアが通ることになりちょうど時代の転換期。名古屋城と大きく書かないかん」
と答弁していたそうです。(2019年8月10日付の朝日新聞より)
私は、名古屋出張が年に数回あり、回数にしたら100回以上、名古屋に訪問しているので、慣れてしまっていますが、海外から中部国際空港に降りて、名古屋城や熱田神宮に行こうとすれば、分かりやすい駅名があれば、確かに便利だし、親切でしょう。
駅名は「誰目線」で「わかりやすいか」ということに尽きると思いますので、観光地である名古屋城や熱田神宮へのアクセスがわかりやすくなるのであれば、個人的には、名古屋市営地下鉄の今回の駅名変更には基本的には賛成です。
駅名変更といえば、いくつか思い出がありますが、そのひとつは、JR釧網本線の「弟子屈駅」です。
私がはじめて北海道を訪問したのは、1988年ですが、「弟子屈駅」は訪問してみたい駅のひとつで、実際に駅に降り立った時は、感慨深いものがありました。
その弟子屈駅がは、1990年2月に「摩周駅」に変更しましたが、その時は、プチショックでした。
変更理由は、全国的に有名な摩周湖の最寄駅なので、観光振興目的での変更です。
ただ、弟子屈(てしかが)の由来は、アイヌ語の「テシカ・カ(岩盤の上)」に由来しているそうなので、「てしがか」という「音の響き」もよいので、しょうがないと思いつつも残念な気持ちもありました。
あと、小田急線の「大根駅」は、1987年3月に「東海大学前駅」に変更になりましたがこのケースも少し思い入れがあります。。
受験した時は、大根駅でしたが、入学式の時は東海大学前駅に変更していたからです。
駅名変更は、「観光客の為」というものもありますが、本音は、「不動産価値が上がる」というものもあると思います。
例えば、旧信越本線(現しなの鉄道)の「沓掛駅」は、1956年に「中軽井沢駅」になりましたが、たぶん、「軽井沢ブランド」に乗っかった変更ではないかと思います。
新幹線が通っている駅の名称変更例として、例えば、山陽新幹線の「小郡駅」は「新山口駅」、東北新幹線の「東那須野駅」は「那須塩原駅」、北海道新幹線の「渡島大野駅」が「新函館北斗駅」などがあります。
那須塩原駅を降りると、昔は東那須野駅だったことを示す石碑がありますが、変更した時は後世にわかるものは必ず残してほしいですね。
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