2019年6月21日付の朝日新聞デジタルが、
「たまご含むスープにたまご含まぬ表示のラベル セブンが自主回収」
という見出し記事を報道していました。
記事によると、
・コンビニ大手のセブンイレブン・ジャパンは21日、製品の自主回収を始めた
・自主回収する製品は、東海北陸5県の店舗で販売した総菜入りスープの一部
・原材料に卵が含まれるが、原材料名に卵の表示がない別商品のラベルを貼って販売した
・卵アレルギーがある人に健康被害が出る可能性がある
ということだそうです。
ラベルの貼り間違えは、
正)「具たっぷり!ユッケジャンスープ」
誤)「チーズたっぷり!野菜とトマトのスープ」
と全く違う製品です。
報道では、
愛知、岐阜、三重、石川、福井5県の計557店舗で20~21日に1214食を売ったそうです。
卵アレルギーの問題はもちろんですが、「野菜とトマトスープ」を購入したつもりが、カップにお湯を注いだら、「ユッケジャンスープ」だったというのも、びっくり仰天だと思います。
1214食販売していますが、コンビニでカップスープを購入する場合、たいていは、「買い置き商品ではなく、すぐに食べるために購入」しますので、感覚的には、店舗での自主回収の報道が出た時は、購入した人の7~8割は、食べ終わっているでしょう。
食べ終わった人のうち、何%ぐらいの消費者が、製造元やセブンイレブンのお客様相談室に「ラベルと中身が違う」と苦情を入れたのか、興味がわきます。
ちなみに、このラベルの貼り間違えをした製造工場は、
「プライムデリカ豊田第一工場」
だそうです。
セブンイレブンの食品製造工場には、セブンイレブンから、環境マネジメントシステムや食品安全マネジメントシステムの導入・運用の要求がされています。
食品安全については、FSSC22000やJFS-C、ISO22000あるいは、要求が緩いJFS-B規格の導入・運用が求められていて、これらのマネジメントシステム規格には、もちろん、アレルゲン物質の管理についての要求事項もあります。
今回のケースは、「中身に含まれるアレルゲンが、本来アレルゲンが含まれていない製品に混入した」というものではありませんが、「なぜ、ラベルと中身が不整合であること」に気づかなかったのか、疑問です。
食品工場には、私も比較的よく訪問しますが、製品切り替え時に、包装ラインで、カップの外装表示だけでなく、具材の入った内袋との整合性をチェックすれば問題は発生しません。
・製品切り替え時の包装ラインの検査方法
に改善の余地があるでしょう。
さらに上流工程で考えれば、製品切り替え時に、製造する製品と投入されている資材(カップ)の整合性をチェックしていなかったことも原因でしょう。
包装工程の場合、包装されてしまえば、なかなか中身とラベルの整合性を照合することは難しいので、ラインに資材を投入するプロセス、包装工程の検査プロセスの見直しをすることが重要でしょう。
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