お笑いコンビ・カラテカの入江慎也さんが、所属する吉本興業との契約が解除(2019年6月6日)になったそうです。
その理由は、6月7日発売の写真週刊誌『FRIDAY』で、詐欺グループの忘年会に吉本興業所属芸人の出席を仲介したことによるものです。
FRIDAYの記事によると、
・2014年末に催した忘年会に入江さんが参加
・入江さんの仲介で、宮迫博之、田村亮、レイザーラモンHGらが出席していた
そうです。
まず、入江さんの問題は、「吉本興業には無断で闇営業」をしていたことです。
入江さんは吉本興業所属の芸人ですから、ボランティアで芸人が参加するパーティならともかく、仲介料をもらっていたとすると、所属する吉本興業と利益相反行為になり、大問題です。
次に、「反社会的なグループとの関係」です。
入江さんのTwitter(6月7日)によれば、
・その会が、詐欺グループの忘年会であるとは本当に知りませんでした
・知り合いの広告代理店の方から、エステティックサロンの経営や健康食品の販売をしている会社のパーティーがあると聞いていました
と説明しているので、そのまま鵜呑みにすれば、「知らなかったこととはいえ、危機管理が甘い」と言わざるを得ません。
「反社会的グループとのつながり」で思い出されるのは、2011年8月に芸能界を引退した
島田紳助さんです。
島田さんの時は「解雇」になったので、注目されたのは、知らずに入江さんの紹介でパーティに参加した宮迫さんや田村亮さんらの動向でした。
結果的には、コンプライアンスの時代なので、厳しい措置が下される可能性もありましたが、入江さんに出席を頼まれた立場で詳細を知らなかった、とのことで吉本興業は、「厳重注意処分」にとどめたようです。
「友達が5000人」を公言し、いまでは、各種の企業からの「人脈形成」に関する講演依頼もある入江さん。
しかし、芸能人に近づく側の企業の思惑は、
「芸能人ともつながりのあるまともな会社である」
というイメージを発信する材料としているブラックな会社もあるでしょう。
今回の騒動は「入江さんの危機管理の欠如」といってしまえば、それまでですが、所属元の吉本興業も「入江さんの人脈をウリにした芸風」を考えれば、リスク管理を会社としても考慮して対策をしておくべきではなかったのかと思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ648号より)
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