安倍首相も面倒な接待企画を提案したものだなぁ、と思います。
それは、5月25日に来日するアメリカのドナルド・トランプ大統領(72)を26日に開催される大相撲夏場所千秋楽に観戦してもらう企画です。
各メディアの報道によれば、
・日本相撲協会が正面升席をすべて確保している
・正面升席は、トランプ夫妻のほか、警備などのために席を用意する必要がある
・現在(5月21日)、千秋楽の正面升席は販売されていない
・夏場所10日目ごろまでに必要な席数が決まり、余りが出た場合の扱いは未定
・多くの常連客を抱える相撲案内所(通称・お茶屋)は「常連から苦情が出ている」と困惑
・トランプ氏は幕内の後半数番だけを観戦し、優勝者に「トランプ杯(仮称)」を授与する
・幕内前半ごろまでは正面升席の一角だけが、空席のまま進行する前代未聞の可能性
・15日には大統領を警護するシークレットサービスとみられる米国人10人以上が国技館を視察
・16日も取組中から出入りし、準備を進めた
・相撲協会関係者によると、中日以降は国技館内の夜通し警備が増員されている
そうです。
それにしても、安倍首相のトランプ大統領に対する対応は、言葉は悪いですが、まさに「男芸者」です。
現在の日本の置かれている現状から、トランプ大統領に最大限、気を遣うのは理解できます。
しかし、世界最大の強国のトップが、公衆の面前に登場する接待は、警備上、非常に大掛かりななものになります。
比較してはいけませんが、天覧相撲は、天皇陛下、皇后陛下が貴賓席で観覧されます。
「相撲の醍醐味を感じてもらうために升席での観覧」を安倍首相が提案した気持ちは、私は相撲ファンなのでわかりますが、例えば、退任した前大統領のオバマ氏を接待するならともかく、現役の大統領のトランプ氏への接待としては、警備体制への影響は大きく、常識的に考えれば、「やってはいけない企画」です。
中継するNHKの千秋楽の映像に、おそらく「これより三役」以前は、「空席の正面升席」が映しだされることでしょう。
しかも、升席には、通常用意されていない椅子を設置するそうで、違和感があります。
NHKは、テレビ観戦している国民に過度におかしな映像にならないよう(安倍首相に忖度した)中継を工夫して放送するのでしょうか。
「郷に入ったら郷に従え」・・・トランプ大統領自ら、「他の観客と同じように座布団に座って観戦したい」と言ってくれないかな、と思います。
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