2019年2月1日付の河北新報が、
「Suica解約なぜできぬ JR秋田駅窓口「自費で新潟駅まで行って」 利用者から不満の声」
という見出し記事を報じていました。
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190201_43028.html
記事によると、
・「Suica(スイカ)」の解約を巡り、秋田県など東北の一部で不満の声が出ている
・対応できる装置が宮城、福島両県の駅にしかなく、未設置の地域は解約がままならない
・運賃、コンビニなどの支払いに利用でき便利なスイカだが利用者に混乱が生じている
・2018年12月上旬、秋田駅で由利本荘市の60代女性がスイカの解約を申し出た
・駅構内にあるJR系列のコンビニエンスストアで購入したカードだった
・窓口の担当者は、「新潟駅に自己負担で行き解約の手続きを取っていただけますか」と説明
・秋田駅と新潟駅を往復すると特急の乗車時間だけで約7時間(運賃は約1万4000円)
・女性は代替策として
「手続き可能な駅でJRに解約してもらい、デポジット(預かり金)やチャージ額を秋田駅の窓口で受け取りたい」と提案したが、拒まれた
・女性は「お金をかけないと解約できない。このままでは泣き寝入りになる」と嘆く
・現時点で、秋田県内の在来線はスイカで運賃支払いができない
・JR東日本秋田支社によると、スイカを解約できる窓口備え付けの装置は県内にない
・近県では「仙台」「新潟」の両エリアのスイカ対応駅に足を延ばす必要がある
・秋田県内では系列のコンビニエンスストアなど7店舗でスイカを販売している
・しかし、いずれも解約の手続きは受け付けていない
・秋田支社の広報担当者は「『県内では解約できない』と販売時に注意書きを渡している
・女性は「口頭での説明も文書もなかった」と話す
とのことです。
Suicaを販売するJR東日本ですが、ビジネスとしての仕組み的には、
「Suicaの販売時に秋田県内では解約できない」
との説明をするようになっているので、「購入者は承諾の上でSuicaを購入」しているわけで、問題はありません。
仮に、女性が主張するように「JR東日本系列のコンビニ(※ニューデイズでしょう)で購入するときに解約上の注意文書が渡されなかった」とすれば、販売時のスタッフの手順には問題があり、JR東日本としては、十分に関係者に周知徹底をすることは必要です。
あとは、道義的な点です。
JR東日本は、Suicaの利用推進を進めており、秋田県内では、7店舗でSuicaを販売しています。ビジネス的には、「販売時に秋田県内では解約できません」と説明をしていたとしても、「解約する場合は、新潟か仙台に行ってください」は、あまりにも「非現実的」です。
JR東日本が本気で「Suicaを普及促進したい」と考えているなら、「解約対応の装置を設置」するか、「JR東日本の新潟支社か仙台支社に解約申請を送付して指定口座に残額を振り込む」といった仕組みを確立しなければ、「Suicaの利用者の少ない地域の方」に大変失礼で、大企業が提供するサービスとして、不便過ぎると思います。
Suicaの制度設計をする時点で、こうした解約システムについて、考慮していなかったのは、残念です。
こうした解約に関する苦情は、この女性だけでなく、秋田県、岩手県で多く発生しているそうですので、JR東日本の改善策に期待したいです。
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